「最後がなあ…」スプリット yamappleさんの映画レビュー(感想・評価)
最後がなあ…
クリックして本文を読む
23人格を持つというマカヴォイの演技が本当に素晴らしく、怖かった。誘拐犯として女子高生たちを追い込む過程は、何を考えていて、どの人格なのか、どういう人なのかが謎めいていて、より、恐怖感が増す。
映画館で見たときはさすがにビクッとなるくらい怖いシーンが何個か存在したし、それぞれが、いまどの人格だろう?と推理したりしながらの鑑賞もよかった。
ただ、ラストが…。
人はヒトを超えられるのか?
確かに人間が生活するのに使う遺伝子の中のキャパは20〜30%と言われているので、本人が圧倒的に自らを追い込むと、何かできる可能性はあるかもしれない。
ただ、どちらかというと、今回の描写はそういう科学的な部分や過程は無いのでやや陳腐に見えてしまった。また、最後にアニアを追い込むときも「え?ここまできて、そこ?」という終わり方だった。
途中までの恐怖感は本当にマックスだった。
コメントする