「7月最後の映画は、昨日公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミ...」ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ SungHoさんの映画レビュー(感想・評価)
7月最後の映画は、昨日公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミ...
7月最後の映画は、昨日公開の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』。マクドナルドをフランチャイズ化して巨大企業にしたレイ・クロック の物語。
日曜の夜に観るべき映画には2つのタイプがある。
週末の終わりを静かに閉じるためのダウナー系の映画がひとつ、もう一方は翌日からの新しい週に意識を向けるために戦意を高揚させるようなアッパー系の映画だ。『ファウンダー』は圧倒的に後者の作品。
いかに欲しいものを手に入れるか、そのためには手段を厭わずに目標に邁進できるか。
マイケル・キートン が演じるレイが創業者のマクドナルド兄弟に向かって放つセリフにある。
「ライバルが溺れていたら、口にホースを突っ込む。君たちにそれができるか(If my competitor were drowning, I'd walk over and put a hose right in his mouth. Can you say the same?)」
仕事は戦いだ。そして、そこに必要なものは「根気(persistence)」だ。
タイトルの「ファウンダー(創業者)」は、マクドナルド兄弟からレイが簒奪した肩書き。原題は定冠詞のついた『The Founder』だが、こちらの方がより限定的で凄みがある。
休日を締めくくるのに良い映画を見ることのできた日曜の夜。
2017年 通算30本目
感想:★★★★☆
コメントする