「チョッととっ散らかり気味?」機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
チョッととっ散らかり気味?
DECEMBER SKY から一年半程でしょうか。続編となる一年戦争終結以降の混乱期、地球上での紛争の話。前作同様オトナ向けのガンダムと言う事もあって、フリージャズの荒っぽいサウンドに乗せた、内容も荒っぽいストーリーです。そして今回は地上戦となりモビルスーツもファーストでもお馴染みの面子に、グラブロまで出てくるサービスぶりw そしてコアファイターやドップの空中戦などなど。
今作から第三勢力が絡み、話が三つ巴状態の複雑な展開となります。ココで個人的にチョッとした問題に遭遇…
アナザーストーリーとして展開するこのシリーズ、話の腰を折ってしまう様ですが、ナゼ『宗教ネタ』にしたのか。その理由が終盤に出てはきますが、筋は解るけど、あまーーーり好みではありませんでした。ニュータイプをそう云う方向に解釈すのか、と。原作通りでしょうけど…
もう一つは、三つ巴の影響から展開が複雑で、時系列を同時進行でシーン割りした?せいで、話が結構バタバタします。イオvs南洋、ダリルvs南洋のそれらはキチンと分けるか、区切りをもう少しワイドスパンにした方が良かったように思えます。
ただ相変わらず戦闘シーンの細かい動きには圧倒されますが、いささかやり過ぎ感が… 細かい所ではアッガイの武装がイヤにアレコレ多彩に出てくるのと、スッポンデザインのアッガイ? また南洋同盟軍の鹵獲品を使って云々、など色々と微妙に思える部分も幾つかあった今作です。
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