「むしろ舞台演劇で見たい!」泥棒役者 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ舞台演劇で見たい!
序盤からテンポよく進み、見ていて心地よかったです。狭い場所で、限られた登場人物で展開していくので、内容もシンプルでわかりやすかったです。また、勘違いが起きるように巧みな言葉の仕掛けが施されているところが、本当におもしろかったです。
ただ、泥棒だとバレてからの展開はややテンポが落ち、このくだりは必要なのかと感じるようなところもありました。それでも、最後の「たまとミキ」の秘密や、その後の丸山隆平くんと高畑充希さんとのやりとりは、ほっこりしてとてもよかったです。
舞台演劇の映画化らしく、ほとんどが屋敷内でのやりとりなので映像的な盛り上がりはなく、特に大スクリーンで見る必要はありません。むしろ役者の息づかいや間を肌で感じられる舞台演劇で見てみたいと思いました。
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