「カースト」スリープレス・ナイト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
カースト
フランス製オリジナル版未鑑賞
ギャングから25kgのコカインを奪った刑事が息子を攫われ、奪ったコカインとの交換を迫られて単身乗り込む話。
誰がどういう立場なのか、誰が敵で誰が味方かというところは孕んでいるものの、判りやすくて早い段階で何となく読めるし、登場人物の殆どが人の話を聞かず短絡的な猪突猛進で引っかき回す奴ばかり。
しかしながらテンポの良さと激しさでやっぱりそう来たかという楽しみ方が出来、面倒臭い感じは受けない仕上がり。
蒔いた種は気持ち良く回収してくれる中、終わりに近づいてきて、まだ一つあったよねと思ったら…設定や展開や作品の規模とかを考えたら、これについては個人的にはあまり好みではなかったけれど、どう転がってもそれはそれで。
こういう作品だからご都合主義がどうとか言ったらナンセンス。ムダに溜めたり引っ張ったりもなく最初から最後まで楽しめて、これぞまさに痛快という感じの作品だった。
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