レッド・スパローのレビュー・感想・評価
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ジェニファー史上最高傑作にして、娯楽アクションではないリアルスパイ映画
間違いなくジェニファー・ローレンス史上最高傑作である。ジェニファーはこういう役がやっぱりいい。
ジェニファーはあらゆるタイプの役柄をこなすが、共通している魅力はカノジョの中にある"孤独感"を見せる役柄のときだ。ファンならうなずけるはずだ。代表作の「ハンガーゲーム」(2012~2015)のカットニスや「新X-MENシリーズ」(2011/14/16)のミスティークなど、家族や恋人などに思いをはせながらも、運命に翻弄され孤独で闘うときに見せる、"あの顔"にクラクラする。
本作のドミニカ・エゴロワもそんな孤独の戦う女タイプであり、母を守り、ライバルであるCIAエージェントと恋に落ちる。ハニートラップを得意とするスパローにとって、この恋がどこまで本物かは分からないところも、孤独を浮彫りにさせる。
さらに本作は、30年以上もCIA勤務をした原作者による、リアルスパイ小説という素材から成り立っているところも強烈だ。
「007」や「ミッション・インポッシブル」、「ボーン・アイデンティティー」などのシリーズにもない、新しいタイプのスパイ映画である。前述の作品は娯楽アクション要素が大きく、映像的な刺激を求めてエスカレートしすぎたために、スパイ本来の"騙し"、"欺き"が置いてきぼりされてしまったかもしれない。
女性スパイを主人公にしたものも、シャーリーズ・セロンの「アトミック・ブロンド」(2017)や、アンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」(2010)など、たいていアクションである。
しかし本作のように、これでもかと連続する騙し合いのテクニックと人心コントロールを見せつけられたものは思いつかない。誰が騙して騙されているのか、最後まで見えないばかりか、敵・味方関係なく、全員をあざむく。
たっぱ(身長)がデカくて脚も長く、グラマラスなジェニファー・ローレンスでないと務まらない役だ。美しい肢体をさらけ出し、派手なワイヤーアクションなんか演らずとも、実に"華"がある。
痛々しいヴァイオレンスシーンや性的シーンもあり、ジェニファー・ローレンスの体当たり演技に一瞬、目を奪われるが、それらが薄まってしまうほど、駆け引きに見せられる。
最後に不謹慎な話だが、スパイ映画が輝いていたのは、冷戦時代だ。米・露の仲が冷めてきた昨今、本作のリアリティには追い風が吹いている。世界情勢には不安が募るものの、スパイ映画的には結果ウェルカムだったりする。
(2018/3/30/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:岸田恵子)
かなり疲れて観てたので拷問シーンでの没入感半端なかった。 でも内容...
体張ってる
ジェニファー・ローレンスのおっぱいがいっぱい
ジェニファー・ローレンスのおっぱいがいっぱい!やった!『アトミック・ブロンド』のようなアクションは無く、ひたすらセックスを武器に駆け引きを仕掛ける。古い女性観の作品かと思いきや、実は男による「庇護という名の支配」から自由になるための女の戦いを描いた作品だった
とにかくジェニファー・ローレンスの熱演に尽きる。性的暴力・ハラスメントにさらされ続ける役柄を、おっぱい丸出しで演じ切った。ちなみにレイプ2回を含めた3回のセックスシーン(レイプを含めていいのか?)では体位に注目。レイプでは正常位と後背位なのに対し、和姦では対面座位。そういうことです
映画のセックスシーンでは体位に注目しろ!例えば『イット・フォローズ』はセックスシーンが3回あるけど、体位で主人公の女子高生の気持ちが表現されている。最初は対面座位で相手と対等だと思っている。次は正常位で相手に任せるだけでよそ見している。最後は騎乗位で自分からいってる。これはマジ
まあでも本作のラストの先には何があるだろう。主人公は一部の支配から自由になっただけで、結局システムに取り込まれただけなんじゃないの?と観ることもできる。ジョエル・エドガートン演じるCIA局員の存在(対面座位でセックスした相手)を救いとしているけど、原作者が元CIA局員なんよなあ…
観ながら想起したのは意外にも『エイリアン』だった。スパイ映画とSF映画で全然違うようやけど「フェミニズム」という根っこで繋がっている
難しくて解らんわ
先を読みきる!
レッド・スパロー
2018年29本目の劇場鑑賞。
やむを得ぬ事情でロシアのスパイとなったヒロインが、
自らの美貌と心理操作術を駆使したハニートラップでターゲットのCIAエージェントへと迫る中で繰り広げられる緊迫の駆け引きを、
過激なエロティック描写を織り交ぜリアルかつ緊張感溢れる筆致で描き出す。
スパイ映画に登場するスパイには、
女遊びがすぎる“ジェームズ・ボンド”や、
スタントマンみたいな“イーサン・ハント”などあります。
女スパイ映画だと最近は、
シャーリーズ・セロン主演の「アトミック・ブロンド」がありました。
主演は美貌を武器にするジェニファー・ローレンス。
諜報活動として利用するのがハニートラップなんですが、
ハニートラップは昔から、
今でも利用されているスパイの常套手段です。
諜報におけるハニートラップだけに焦点を当てたスパイ映画が本作です。
完全にジェニファー・ローレンスありきの映画なんで、
彼女のファンは必見です。
上映時間が140分と長く、
全体的に地味なのでそこはジェニファー愛で観てください。
容赦なし文句なしのスパイ映画
裏切りのサーカスは別格だが、久々に面白いスパイ映画。何よりジェニファーの妖艶さと凄みのある演技が最高。脇を固めるイギリスの名優たちが作品にリアルさをもたらしている。最後まで嘘か本気か真意がわからず、結末でドミニカの成長ぶりに驚かされる。裏切りと嘘のスパイの世界で見つけた真実のものは…。たしかに強烈なシーンはあるがそればかりが強調されているわけではない。アクションエンターテイメント性が前面に出た他作品とは一味違う大人のスパイ映画。
おー!
バレエダンサーにしては太すぎない?
よく代弁してくれた。(笑)
「あそこは娼婦の養成所よ。」
こんな字幕が・・・
スパイになる過程シーンはがあり、この字幕は一人立ちしてから出るんだけど、「まさに代弁してくれた。」
って感じ。(笑)
鑑賞しながら、「スパイの養成って・・・男女問わず色気なのか・・・?」
と、頭の中は?????だらけだったもんで。
元CIAの経歴を持った人が書いた小説を元にしているので、心理戦が中心なので、中身が濃かったとは思う。
上映時間が長いけど、飽きずに鑑賞出来たし。
とは言え、前半は、ほぼ目の保養になりますが・・・
続編あるような終わり方だったけど、この女優さん起用するなら、興行成績関係なく、次々制作した方がいいと思う。
別の女優さんでは成立しないようなインパクトあったし。
二か国語使い分けてよ
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