レッド・スパローのレビュー・感想・評価
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週刊オヤジ雑誌みたいな映画
週刊大○とかポ○トとかの雑誌みたいだなーって思った。バイオレンスとすけべ。
正直、主人公が自ら手を汚すのもはぁ?だし、サスペンスな展開にドキドキしつつも所々強引でそれゆえに気持ちよく騙されなくて不快…。残念。
プー○ンに似た役者さんの起用(皮肉?)と目当てのシャーロットランプリングがせめてもの慰み。
ルカレが好きな私には過剰な期待があったようで(このところ日本映画業界のCMにも裏切られっぱなし)
ソ連が舞台なのに誰もが英語で会話しているのが気になる所から私には合わない映画でした。残念。
ジェニファー・ローレンスの大股開きがすごい
原作を読んで映画を見たくなった者です。映画・原作とも一部ネタバレ注意。
ジェニファー・ローレンスはハンガーゲームの美少女が見事に大人の美女となっており、つい父親目線になってしまいます。よくぞここまで成長してくれたと。
原作にはないシーンですが、シャワー室でレイプしようとした訓練生を撃退したものの、教室で皆の前でその男の欲望をかなえてやれと教官(シャーロット・ランプリング)に命令されるシーンがあります。ローレンスは、ブラジャー、パンティを脱ぎすて、机の上で股を開きます。男は結局勃たずに逃げていきます。すごい迫力でした。ちなみに、ローレンスには、流出した全裸写真や性交中の動画がありますので興味のある方はご参照ください。
原作と映画の違いは他にも多々ありますが、映画では、スパイ学校(アカデミー)とスパロースクールがごっちゃになっています。原作のスパロースクールはハニートラップ要員の養成を目的とした性交訓練所です。ターゲットに近づいて股を開くのがスパローの役割です。美貌の姪を脅迫してそんなところに強制的に送り込む伯父(父親の兄)って悪魔ですね。プーチンそっくりなのはご愛敬でしょうか。ドミニカが伯父にどう対処するかは映画を見てください。
原作と共通しているのは、性交訓練中のシーンを映画館のような施設で上映し、訓練生など全員が見ている前で教官が良し悪しを解説する場面ですね。皆の前で上映されるなんて訓練生は知らされていないのです。実は隠しカメラで性交の一部始終が撮影されているのですが。
ドミニカは平然と自分の性交シーンを見つめます。原作では気の弱い同期生のワーニャは自分の性交シーンの映像に耐えきれずに逃げ出し自殺してしまいます。映画ではちょっと違いますが。
後半は、ローレンスが全裸で椅子に縛り付けられ水をかけられたり殴られたりする拷問シーンをおりまぜながら心理劇が展開します。さて、ロシアの情報機関内部に潜むモグラ(CIAへの内通者)は誰なのか。
原作とは違った面白さがあります。映画を見たら原作も読むことをお勧めします。
タイトルなし(ネタバレ)
☆☆☆☆
これは今までに観た事が無い位の女間諜モノで、いや〜!面白い。
それも一筋縄とはいかない面白さなのだ!
先ず始めにシャーロット・ランプリングが登場する。
ランプリングと言えば、何と言ってもあの『愛の嵐』だ。
それを知る映画爺い連中ならば、いきなり興奮度はMAXに到達するに相違ない。
主演のジェニファー・ローレンスは、全編に渡っての体当たりの演技で素晴らしいのだが。ほぼ前半だけ(ラストにちょっとだけ顔が見える)出演のランプリングの強烈なキャラクターが、兎にも角にも圧巻の極み。しかもこのランプリング姐御がまた色々とやってくれるのだ(〃ω〃)
そしていよいよ映画は本題へ。
ロシアの女スパイとアメリカの男スパイ。
この2人が出会う。
ただ、このスパイ映画が他とは違うのが…。
【お互いがお互いを利用しようとする為、その素性を明らかにし、信頼を得ようとする】
そんな、従来のスパイ映画の常識を覆すストーリー展開。
それだけに、かなり入り組んだ内容で。観客側も右脳と左脳を目一杯フル回転させる気概を見せないと、おいてきぼりを喰らう可能性も否定出来ない(u_u)
ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽が、全編でリリカルに鳴り響く。
何処となくその調べは、ヒッチコック作品に欠かせなかったバーナード・ハーマンの『めまい』での名曲♫愛のテーマ♫を想起させる。
だからなのか?はあくまでも予想でしかないのだが、ジェニファー・ローレンスは『めまい』でのキム・ノヴァクよろしく、髪の毛を金髪に染め。男の好みに合わせ様とする。(『めまい』では男が女を支配するのだが)
その後は二転三転…。いや、四転五転…。いやいや!六転七転…と、息つく暇を与えず観客をスクリーンに釘付けにさせるが…。
それまで偽りの愛を演じて来た2人。
そんな偽りだったのだが。最後の最後に、お互いの立場の苦しみを知り、いつの間にか真の愛へと《発展》して行く。
映画は長尺ながらも、最後まで一気に走りきる。
残念だったのは、ハリウッド製のエンタメ作品だけに、ロシア側の会話が殆ど英語のところ。
時々ロシア語での会話が有るには有るが、その辺りの言語がリアルだったのならば…と。
但し。余りにもリアルになってしまうと。ストーリー自体が入り組んでいるだけに、観客の気持ちが離れてしまう…とも言えそうなのだけれど。
作品中には様々な拷問場面が有るのだけれど。あの【カワハギ】は痛そうだわ〜:(;゙゚'ω゚'):
2018年4月3日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン6
ジェニファー・ローレンスに釘付けです‼
彼女の魅力に引き込まれていきました。
最終的に彼女はアメリカに付くのか、それともロシアに尽くすのか、全く分からない状態になり、ドキドキしました。
プーチン大統領似の悪役は制作者側の悪意を感じました(笑)
ちょっとレトロな感じや、社会主義的な雰囲気とかは、ロシアっぽいなぁって思いました。
最後には米露間の中心になり、確固な地位を獲得とスゴイことになっていったのにはビックリしました。
一人勝ち
困惑が楽しい!
ロシアのスパイの話しなのだ。
だが、皆さま英語で話しは進む。
ロシアなのに英語?という違和感をずーっと抱えながら観るのだが、ラストまで観て得心がいった。これはアメリカの映画なのだ。
二重スパイさながらに、物語中盤以降「彼女の属性はどちらなんだ?」とドラマの仕掛けを一生懸命紐解こうとするのだが、最後まで分からない。
アメリカとロシアが彼女1人に振り回されてるような感じだ。
最終的に彼女はアメリカに寝返り、かつ復讐を遂げ、ロシアの諜報機関において盤石の後ろ盾を手にし、アメリカの庇護を勝ち取るという、途方もない勝利を収める。
ボディアクションがほぼ無いっていう点も女性スパイっていうポジションに説得力を加えてくれた。
彼女が描いた策略はかなり初期の段階から仕込まれていて…もう驚く程に早いのだが。
誰が内通者であるかはさておき、コイツをスケープゴートにすると決めてかかったかかのようだった。恐ろしいまでの知略!
彼女がCIAと交渉する過程も面白い。
CIAのエージェントにも彼女の正体はバレていて、彼女も彼がエージェントだと知っている。お互いの腹の探り合いも面白いのだが、とにかく内情をバラしまくる。
まずは信頼を勝ち取るためなのだが…双方の裏側を知っている観客的には、綱渡りの真ん中でかち合ってるような危うさがある。
見応えというか、吸引力が半端ない。
結論としてはアメリカ側の大勝利なわけだ。
元々の内通者に加え、新たなスパイをロシアの中枢に送り込む事に成功する。
面白いと思うのは、実はこれ以降の妄想で…物語とは全く関係ないのだが。
「スパロー」という組織は全くのフィクションであったとしても、それに似つかわしい組織がロシアにあったとしたら…?
そして、公にならずとも似たようなケースが両国の間に起こっていたとしたら…?
この物語は事実無根として発表されてはいるが、事実に基づくストーリーだとしたら?
水面下で続く冷戦の一端を垣間見たような気にもなり、全世界的に発信できる映画という媒体に隠されたメッセージ、もしくは忠告を空想してしまう。情報戦略でも、アメリカは一枚も二枚も上手なんですよ、と。
そんな空想を彷彿させてしまう程、良く出来た作品であった。
スパイはつらいよ
強靭な女性の物語
スパイものではありますが、ロシア内の裏切り者・モグラ探しの諜報戦というよりも、スパイに仕立てられた女性が知恵と肉体を駆使していかに生き抜いてゆくかという物語で、主人公を演じるジェニファー・ローレンスの美しくかつ激しい演技も素晴らしく、最後まで飽きることなく楽しめました。
スパイミステリーやアクションを期待すると、イマイチかも知れませんが。
ラストの展開からは、悪意や権力に翻弄され虐げられた主人公の復讐劇とも感じました。
主人公を陥れ支配しようとするサディストの叔父の結末は、正直スカッとしました。
この叔父の風貌をロシアの首相に似せているのは、ブラックユーモアでしょうか。
やはりアメリカ映画の為か、ロシアが悪でアメリカが自由を尊重する正義の国、CIA側は人情があるという感じの描写で、アメリカを美化してるのでは?と思ってしまいましたが。
遺体にある妙な傷は何だ?と思っていたら、その拷問器具か!、などと、拷問描写も印象的でした。
事務員風の女性が淡々と拷問する場面は、「裏切りのサーカス」を思い出しました。
良い味している脇役達
え?何?なんなん?
ややこしいワ!
モグラはあいつやろ て予想してたら、
何?何?わからん!わからん?
…終わった。
後でゆっくり考えてみた…
んー
一歩先を行く て事は
全部あーなるて計算ずくやったて事?
…スパロー恐るべし。
もっかい見なアカンかな?
おもしろかった て事?
ジェニファーローレンスは好き。
ビバ!「おそロシア」な映画
なんだかすごい話が複雑だし、スパイのスパイがスパイしてーって感じでえっ?えっ?どゆこと?って、、ついていくのに必死でした(笑)
個人的な問題ですが、おじさん俳優たちの名前が頭に入ってないので「名前言われてもどの人のことなのかしら!」うわぁぁぁぁ
まあでも、二重スパイものってドラマ「エイリアス」「ジ・アメリカンズ」やその他映画でも何作品も見てきたので、だいたいの流れは理解しながら「ああ!そうなの!」って思いながら見ることはできました。
もう一度見たいです。
いろいろ伏線がありそうだし。
感想は「おそロシア」
素晴らしい心理戦
非の打ち所がない完璧な作品。複雑だが計算し尽くされている脚本には舌を巻く。キャストの演技だけでも十分に引き込まれる。
まず素晴らしいのは、スパイ映画の代表格007シリーズでのカジノロワイヤルの拷問シーンを超える痛々しさの拷問シーンがあるところ。カジノロワイヤルも演出によっては笑えるようにさえなってた拷問だが見ているものの股間をうずうずさせるようなキツさがこちらまで伝わってきて印象的だった。本作でも拷問シーンがあるのだが、なぜかそういうシーンがあると「スパイ映画を見ているなあ」という気分になる。
そして脚本が本当に凄い!見ている側が感情を移入して楽しむのではなく、その場にいるような緊張感と困惑を味わえる。主人公を含め、誰を信じればいいのかわからないとき、一見混乱しそうだが実は最高の楽しさがあった。その時の興奮は今までにはないものだった。それはやはりジョエルエドガートンとジェニファーローレンスの演技力の賜物であるとも思う。
満点、星5でもいい映画なのだが、個人的に期待していたいわゆるかっこいいアクションがなかったので少しだけ減点。でも完璧な映画でした!ぜひ!
身体を売りにするのも冷戦も過去のもの
んーこれは個人的にちょっと無理な感じだったなぁ
ボリショイバレエ団のプリンシパル ドミニカがケガをしして退団、
叔父の勧めによりロシアのスパイになるべく教育される…
昨年から始まったMeToo運動のムーブメントの中で、ハリウッドを中心に
「女性たちが強制的に身体を利用される時代は終わりました」
と宣言して
「ワンダーウーマン」や「アトミック・ブロンド」などの映画がヒロインたちの新しい時代を切り開いた中で、
この映画は「時代に逆行している」ように感じた
しかし、それらの運動はこの映画が撮影された後のこと
だから、たとえ主人公のドミニカが「女スパイとして、あまりにも古いステレオタイプ過ぎる」としても、仕方がないとしよう。
けれど、現代の世の中で、アメリカのスパイが命がけでロシアから欲しい情報っていうのは、一体何なのか。
ロシアの中心に近づいたら、テロの情報でも得られるのか。
むしろ、アメリカはロシアと裏で繋がっているのが問題視されているのではないのか
スパローの教育係であるシャーロット・ランプリングのセリフに
「冷戦はまだ終わってない」というセリフがあるけれど
それは、この映画を作るための言い訳にしか聞こえず、あまりにも説得力がない
もう冷戦は終わり、女性たちが身体を売りにする時代は終わったのに、いつまでも、過去のステレオタイプに引きずられてる印象があった
それに、ドミニカのママはあまりにも貧しい生活をしているけど、最近のロシアの人たちは、海外に行くのは自由だし、もっと良い暮らしをしていると思う
いまどき、フロッピーディスクとか馬鹿にしすぎじゃないかなー
むしろ、フロッピーが入るPCがすごいわ(笑)
これ、設定を70年代にしてくれれば、もっと説得力があったのかも
全てにおいて、現代を舞台にしてるから、不満になっちゃうんだと思う
おもしろかった
とにかくジェニファー・ローレンス見たさに鑑賞。
期待に違わず、ジェニファー・ローレンスちゃんに釘付けであっと言う間の140分でした。
とは言え彼女の魅力だけでなく、破綻のない脚本や脇の俳優陣の凄み、渋さも良かった。
特に気になったのはCIAエージェントのネイトでしょうか。
冒頭、その必要がなかったかもしれないタイミングでの敢えての発砲を描くことで、彼の人間性を垣間見せたように感じます。
しかしながら、噂には聞くもののロシアはやはりおそロシアなのでしょうか。
ドミニカの母から感じられた〝何が起こっても結局は仕方のないこと〟というような諦念が国全体を覆っているのでしょうか。
ラストシーンでのドミニカへの電話が新たな修羅の道の幕開けではなく、希望の光であることを願わずにいれません。
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