「映像とカメラワークは好きですよ。」オリエント急行殺人事件 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
映像とカメラワークは好きですよ。
トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行にて起きた殺人を名探偵ポワロが解決するアガサ・クリスティー原作の有名作品を映画化。
私的にアガサ・クリスティーだからと言っての興味は無く、この作品がどれ程映像化されたかも知りませんので、初心者目線でのレビューとなります。
第1印象は「地味にお金かかっているな」と。
俳優陣にお金がかかっているのは百も承知ですが、作品を映像化するカメラワーク、撮影技術の為にお金を費やしているな。と。
カメラワークは好きでした。一対一対話のシーンでは二台の固定カメラしか使わない。
事件発覚及び死体検診シーンなど上からの視点での撮影。
ポワロが通路を歩く際の列車外からのワンカット撮影。
マイナス点は今時のVFXで列車脱線などさせてしまった映像。それとポワロのアクション。合わないなぁと。
(そもそもオリエント急行の外のシーンに違和感。なんで外まで机を持って行き事情聴取?)
物語内容的には「そうなりますか!刺し傷の理由も納得」で初見にはまずまず楽しめた。
個人的質問。
他の作品でも見られる「全員容疑者!!」的な物語ってこの作品が元ネタなんでしょうか?
あと、原作でも犯人探し中は列車は止まっているの?
淡々と動いていた方が個人的には嬉しかったのだが。
ネタバレを知らなかっただけあり、普通に楽しめましたよ。しかし、もっと列車内で物事が動けば楽しめたかも。
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