「まあまあだった」オリエント急行殺人事件 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
まあまあだった
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「今回は悪と断じきれず見なかったことにします」という結論にずっこけた。ミステリーとはそういうものだと言われると反論のしようがないのだが、殺人を隠蔽しようとしている時点でダメじゃないか。正義での殺人なら堂々と胸を張っていて欲しいし、隠蔽してリスクを避けようとするのは卑怯な行為だ。相手がどんな悪人であっても、殺人するなら殺人者として日陰の人生を送るべきだ。悪人に対しての正義の殺人を認める話になっていた。オレは死刑廃止論者ではなく、手を汚して俯き加減に生きている人が好きなのでそう思う。
しかも、こんなややこしいトリックをする必要もないではないか。大金持ちならお金で腕のいい殺し屋を雇って、駅のホームでそっと突き飛ばすなどすればいいのではないだろうか。
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