「どうしても比べてしまう」オリエント急行殺人事件 しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても比べてしまう
舞台監督も手がける
ケネス・ブラナーのことだから
この有名な密室劇を
さぞや格調高く
シェークスピアばりの悲劇に
仕上げてるんだろうなと思ってたら
列車の外に出るどころか
高架橋を利用した上下の移動まであり
途中で新たな被害者が出るなど
やたらアクティブにリメイクされてて
肩透かしをくらった感じ。
ルメット版は容疑者ひとりひとりが
実に鮮やかに描写されていて
そのアンサンブルが本当に楽しめた。
その点この作品は
ファイファーとギャッドを除いては
それぞれの輪郭がぼやけてるのが残念。
「ナイルに死す」は如何に?
ミア・ファローの役
誰が演るのか楽しみ…
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