「裁けど裁けず」オリエント急行殺人事件 Riaさんの映画レビュー(感想・評価)
裁けど裁けず
まさかのエルサレムからスタート
某アメリカ大統領さんのせいで何かと話題だよね
ポアロがエルサレムで起こった事件を解決する所からはじまった。何か宗教の宝みたいなものが盗まれたみたい…。壁に底の厚い靴で登った跡があった。3人の聖職者の容疑者がいたけど犯人は警備員。なぜなら聖職者はみんは靴底は薄い。警備員だけがブーツだった。
それをポアロに指摘され、警備員が逃走!でもポアロが推理を始める前に壁に突き刺した杖に引っかかり転倒。それで捕まり一件落着。
そのあとで、オリエント急行にのることになるんだけど、キャストが出ない、出てこない!家庭教師役であるデイジーリドリーしかでてこない!デイジーの作品初めて見たけどかわいかった。ジョニーもちょっと出てきたかなちょっとね。
やっと列車に乗り込み、みなさん御登場。食事のあと、ポアロは読書。…笑い方がやばいw「うっひっひっひっ」ってwwそこにラチェット、ケーキを持って同席。ポアロはケーキを一口くれたら話を聞くと。このシーンは50%がアドリブらしいんだけど、すごい!おもしろい!流石だなぁと思う。なんでもOKテイクが出るまで何度も撮り直しをし、ジョニーは何度もケーキを食べたそう。嫌な顔1つせずに。ラチェットは自分が脅されている、命があぶない、と言い護衛を頼む。でもポアロは拒否。悪人の護衛はしないらしい。
まぁそりゃー、ラチェットは悪人だよ。人も殺してるし。でもさ、殺されてるかもって言ってるのに護衛しないのはなぁ…
って言うのもラチェットを演じてるのがジョニーだからなんだけどねw
その後雪崩のシーン。結構迫力あってよかった。この時まだラチェットが起きていて、ほっ…。
翌朝、ラチェットの死体が発見されるんだけど、カメラには映らない。そして急に目線が変わり、天井からみている感じになる。
それからポアロによる事情聴取がはじまる。
とりかくみんな嘘つき!容疑者とポアロが2人で話している中、ポアロが嘘を言い当てるのがはおもしろかったかなぁ。
ある屋敷の両親をさらい、娘のデイジーを殺したのがラチェット。容疑者全員がその屋敷の関係者でラチェットに復讐したってところかな。
ラチェットはものすごく悪人。デイジー殺してるしね。商業のスキルも知識も礼儀も教養もなにもない。秘書にたよりっぱなし。秘書が領収書を偽造してお金を騙し取ってたのはおもしろかった。ラチェットは自分が悪人だと言うことをわかってる。だからすごく警戒心が強く、寝る前にいつもコーヒーをのむ。しかも脅迫状が届いていたんだからなおさら。だけど、殺された時叫び声さえなかった。コーヒーに薬を仕込まれていたから。そこにみんなが入ってきて1人1刺。だから刺し傷が12ヶ所あった。
殺害方法はだいたいこんな感じ。だがしかし!そんなことは置いといて。ジョニーまじ出番なかった!登場も遅めだし、殺されてから遺体の状態で1回しかでてこなかったし!死んでからも回想シーンでちょこちょこ出てくるかなと思ってたけど一瞬!!一瞬しかでてこなかった!これは悲しい。。
途中でアクションシーンもあったし、ポアロも撃たれた。掠っただけだけど。それにポアロは鋭いからやっぱり隠しきれなかった人がでてくる。そういうところもおもしろかったかな。
世の中には善と悪しかない。中間は存在しない。そう言い切っているポアロですら今回は裁けない。中間を認めた。まさに裁けど裁けず。
そして皆何も知らないふりをして列車の旅は終わる。
まぁまぁだったかな
冬の雪景色はすごく綺麗でカメラワークがすごかった