「期待外れ」オリエント急行殺人事件 めいこさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れ
原作が好きなので期待して見た。
1974年の作品が当時の豪華キャストで名作だったので、ポアロのイメージもアルバート・フィニーでずっと来たが、そこから違和感。
今作はポアロがまずベルギー人よりイギリス人にしか見えない。
冒頭の卵のサイズや泥棒騒ぎは、ポアロの気難しさとか推理力とかを表したいのかもしれないが、全くの蛇足。
それなら、一人一人の元のいきさつを丁寧に描いて欲しかった。
セルゲイ・ポルーニンの伯爵がただの気の短いチンピラで、ダンサーらしく足を上げるポーズ?に驚いた。
もちろん芝居も・・
原作や1974年版のエレガントで退廃的な雰囲気も全くなかった。
良かったのはCGを活かした景色の美しさくらいか。
全く知らない人が見たら面白いのかな?
1974版を見てるからこそ、期待してたけど比べようもない。
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