「物足りなくも見応えはある」キングスマン ゴールデン・サークル ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
物足りなくも見応えはある
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コリン・ファース演じるハリーの復活は、無理くりな感があるものの、そこはそれ、やはり彼がいなくては、キングスマンという映画ははじまらないのではないでしょうか。個人的に、キングスマンは、彼あっての作品だと思っているので、今回も予告で登場した際には、これはもう見るしかないと思いました。
しかし、怪我の後遺症である記憶喪失による身体能力の低下で、前作ほど彼のアクションシーンが観られなかったのが、ストーリー上、仕方のないことですが、残念でした。また、せっかくのチャニング・テイタムやハル・ベリーも戦闘にはあまり参加することなく終わってしまい、消化不良が否めませんでした。
ただ、ストーリーとしては面白いと思いました。麻薬の怖さ(依存性や認識の甘さ)を再確認させられましたし、全体を通してのギャグも、スターウォーズep8に比べると格段に好みに合っていたので、概ね楽しめました。
ラストのシーンでは、今回は不甲斐ない結果に終始したチャニング・テイタム扮するキャラクターが思わしげに登場したのを思うと、次回作への期待値がぐっと上がりましたし、記憶が戻り、再び現場に戻ったガラハットも、リハビリを経て活躍してくれるだろうことを思うと、とにかく次が楽しみでなりません。
前作には確かに劣る気はしましたが、個人的には満足でした。
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