「アクションは良かったが...」キングスマン ゴールデン・サークル そば粉さんの映画レビュー(感想・評価)
アクションは良かったが...
前作同様アクションは目を張るものがあった。ハリーも生きてたし、その辺は嬉しい部分。せっかく競合組織ステイツマンも出したんだからもう少しステイツマンの活躍があってもよかったかも。
なんだかんだハリーがテストの時犬撃ってなさそうだったのはちょっと嬉しかった。
ただ、敵が思いの外歯ごたえがないしこの程度で世界を掌握できるほどの力があったのか疑問。
最初にキングスマンの拠点を吹っ飛ばし、麻薬の流通させて毒を盛る規模の割に敵の拠点がしょぼすぎないか?
ステイツマンに協力頼んだはいいものの期待してたほどの協力ではなかったようにも思える。武器貸してくれたりしたけど。あくまでも諜報員だから大きく動かないというのが正しいのかな。
大統領の考えも極端だけど側近の女はそれを糾弾できるほどの立場かと。麻薬やったのがいけないのではという考えがあるからイマイチ納得し難い所もある。王族であるエグジーの恋人まで麻薬やっちゃってるし。外国ではそんなもんなのかな麻薬って。むしろ、その点はウイスキーの気持ちを汲んでやりたい気もする。ウイスキーはミンチにされるほど悪ではなかったとは思う。
あとキングスマン殺しすぎて組織再編できるのかね、マーリンまで殺しちゃったよ。個人的には殺す意味はなかったと思うが...。せっかく乗り込む前にビシッと決めたのに意味が無いじゃん。マーリンの活躍見れず残念。ランスロット含め、他のキングスマンの活躍も見たかったから、残念でならない。予告の段階から分かってたけど、やっぱり生きてましたに少し期待してたんだけどなあ。
話の展開もキングスマン崩壊→ステイツマンに強力申請→敵の諜報活動→ハリー復活→乗り込みまでを詰め込んだからかなり展開が早い分、ストーリーがおろそかになった嫌いがある。前作ほど敵の強大さは感じない。
どちらかと言うと期待はずれの映画だったかな。