劇場公開日 2018年1月5日

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「前作のお約束を景気よく蹴飛ばした痛快で悪趣味なスパイアクション」キングスマン ゴールデン・サークル よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0前作のお約束を景気よく蹴飛ばした痛快で悪趣味なスパイアクション

2017年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

オフィス前で襲撃をかけてきた謎の組織ゴールデン・サークルの刺客を何とか撃退したエグジーだったが今度は自宅とキングスマン本部と全支部を一気にミサイルで壊滅させられてしまう。生き残ったエグジーとマーリンは米国のスパイ機関ステイツマンの協力を仰ぐために渡米するが、その頃世界中で謎の疫病が蔓延し始める。

前作を観ていないと完全に置いていかれるノンストップアクションで、前作では敢えて避けていたグロ描写はかなりエグ目。ジェフ・ブリッジス、チャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジュリアン・ムーア、そして英国ポップス界の巨匠の某氏と出演陣がグレードアップしていますが、あらすじは1作目とほぼ同じ。前作のお約束を景気よく蹴飛ばした全体的にふざけまくった演出で、観客の顔面がひきつるレベルのイタ痒い風刺ギャグがてんこ盛り。特に某氏によるスターの看板を叩き割るような怪演はとにかく圧巻、前作のファンの神経を逆撫でするために作ったのかと勘繰るくらい悪趣味な仕上がりですが、私は気に入っています。

よね