スペクトルのレビュー・感想・評価
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面白そうで面白くない、でもちょっと面白い。設定が面白いだけに惜しいSF映画
戦火燃ゆる紛争地帯で突如謎の第三勢力によって兵士が殺され始める。
異常な殺され方をした兵士、姿の見えない殺人者。
正体は何なのか、戦車ですら単騎で破壊する相手にどうやって対応すればよいのか、それを探っていくSFホラー的作品。
なのだが、怪物の対処法が分かると作風が一転「世界侵略:ロサンゼルス決戦」になる。
それだけならまだいいが、戦闘シーンの作風が紋切り型でどこかで見た事ある感じにまとまっており、「コンビニで買ってきたスパイシーカレーをスプーンで食べてたら、底から伸びたパスタが出てきて食べ方に困る」みたいな気持ちになる作品。
設定や世界観にとてもワクワクするだけに非常に惜しい作品。
思ってたのと違った…
「アラタレ」の字幕が「アホタレ」に見えてしょうがない
かなりバチバチのミリタリーSFだったが、劇場未公開の作品でここまで金をかけれるNETFLIXはやはりすごい。未知の敵と遭遇した兵士らの姿を描くのだが、その敵は現地の言葉で「アラタレ」と呼ばれる幽霊。「死霊館」でバチクソやられた悪霊たちがいよいよブチ切れて・・・という設定ではもちろん無く、敵の技術によって作り出されたいわば兵器である。アラタレは人の体をすり抜けるだけで一瞬で命を奪えるというチートスキルを身につけているのだが、超低温の物体に触れた人は即死するらしい。その信憑性はさておいて、彼らは幽霊の為こちらの兵器は通用せず、バタバタと味方がやられていってしまう。やや無敵過ぎる様に思えるアラタレだが、純粋な鉄くずに弱いという弱点が見つかったことを皮切りに、後半は互角の戦いをする展開となり、大画面で観ても良い位の迫力を感じる。
本作の主人公は兵士でなく技術者の為、先陣を切って戦いに挑むことはしないが、とんでもないスピードで武器を量産し、多勢に無勢であった戦況をガラリと変えてしまう程の天才である。材料がたまたまあっただけではそれ程の武器の生産なんて不可能だと思うのだが、それが通用するのが本作だ。この様に本作には細かい説明などは存在せず、ひたすら一進一退の攻防を描いている模様だ。キャラの立ちそうな登場人物も居るには居るが、スポットは当てられずに味方の一人というポジションのままである。だが、ミリタリー物は仲間との熱い絆など胸が熱くなるドラマパートが必要不可欠だ。それを省いてしまった本作はミリタリー物としては消化不良かもしれない。肝心のアラタレも何故攻撃をして来るようになったのかなども大して分からず、ワンパターンの攻撃が続いてそれ程長く興奮が続かなかったのが残念。だが間違いなく言えるのが一定の満足度は得られるという事だ。NETFLIXを侮るなかれ。
大作風だが
SFアクションの向こうに見える“戦争”
キャラクターをもう少し深く掘り下げて欲しかったです。
アイアンマンプロトタイプ作成
劇場未公開にしては…という感じ
目では見れず、触れるだけで殺されてしまうという強すぎる敵と米軍との戦いを描いたミリタリーSF作品。
この作品はNetflixオリジナル映画であり、劇場公開はされていない。
しかし、その事を知らなければ普通に劇場公開はしているだろうと勘違いするほどの綺麗なCG技術に驚かされた。
そして、この作品の敵の設定はとても興味深かった。
しかし、そんな魅力的なキャラ設定を上手くいかしきれていないように感じた。
出てきたらもう何をするかはワンパターンしかないし、その敵についての説明が濃いようで全然足りてないので、何が起きているのかさっぱりなシーンが何度かあった。
まず、根本的に何故この2者が対決しているのかがよく分からなかった。(しっかり見ていなかったのかもしれないが)
もう少しそのようなバックストーリーや設定をしっかりたてておいて欲しかったなと感じた。
感心した点は未公開にしてはCG技術や予算かかってるなという所のみだった。
Netflixオリジナル作品の一つ
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