「使命を貫く3人が個々に光る」ドリーム はなさんの映画レビュー(感想・評価)
使命を貫く3人が個々に光る
クリックして本文を読む
NASAでも白人 非白人の差別的環境があったのかと残念だった。
しかし、その葛藤を抱きながらも
謙虚であり、諦めず、凛としている黒人女性たちの仕草や、前向きな姿勢が映像からとても伝わりカッコ良かった。
自分の才能をより磨く努力が、周囲からの期待や信頼というカタチで報われていく様子も爽快で、見ているこちらが救われる場面が多かった。
ケビン・コスナーが良かった。家庭人ではないかもしれないが、、、。職場で影響力ある存在だからこそ、偏見の価値観がなく、とにかく安全にロケットを飛ばすことだけに集中している様が、雑念がなくて良かった。
ドロシーとビビアンのトイレの場面では、差別する側、される側の感覚が、ドキッとする感じで表現されていた。普段の自分の行動のなかに、無意識な偏見もあるかもしれなくて、ただ周りが受け入れてくれている(受け流している)かもしれないな〜と反省と感謝が生まれてしまった。
そして、前例を作った裁判官だからこそなのか、前例をリレーしていく場面も感動的で心に残った。
自立した女性の映画
と、一言では言い切れない絶妙さが散りばめられている映画だった。
コメントする