三度目の殺人のレビュー・感想・評価
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十字架
殺人事件は二件なのに三度目の殺人
そのタイトルの意味を考えながら巻き戻して2回目突入
咲江に証言させていればもしかしたら死刑にはならなかったのに、そうしなかった重盛の罪を言っているのか、それとも司法そのものを言っているのか
鳥のお墓や燃やした跡が十字架になってたりと、十字架がキーになってる気がします
最後の面会を終えて空を見上げる重盛はなぜか住宅街の十字路に立っていました。そこで終わります
ん?よくよくみると、この十字路、十字架に見える!!重盛は十字架の中にいます。そこで終わる
ってことは、やはり罪の中にいるのは重盛だから、三度目の殺人は重盛のことを言っているのかな、と解釈しました。
見て見ぬ振り
そんな罪を表しているのかな、と。
演出は面白い
もやもやして終わる映画。
それを意図的にやっているのだから、
監督の思い通りなのだけど、
イマイチすっきりしない。
決してつまらないわけではないが、
薄気味悪い映画ではあった。
福山と役所浩二が、面会室で語り合うシーン。
ガラス越しの撮影で、
二人の顔が重なるような演出は、
役所浩二に福山が自己を投影しているようで面白い。
しかし、もう一回みたいかと言われると、
もう見たくないような映画だった。
観るたびに新たな発見が...
非常に難解な作品。表面的なストーリーの奥に隠された事実が隠されている。役所広司の底知れぬ不気味な演技に翻弄される映画。真実は何かを観る側が推理して納得できるまで何度も見たくなる。
是枝監督の作品デビュー
名画座デビュー♬
デビューとともに巡る✨
というわけで、本日2館目にて三作目。
そして期待せず観たこの作品、めっちゃ当たり🎯
なんかうまく言えないけど、真実と戦略(建前)と騙し合いなんかが入り混じってて後から後から筋が変わる。こーゆーの好き、面白い。
もう一回観たい♬(´∀`艸)♡♡
あ!
あたし、是枝監督の作品はじめてだ。
<備忘録・追記>
何が起きたのかを知るのは真実を明るみに出すためではなくて、あくまでも依頼人にとって有利な条件を引き出すための戦術を練るため。弁護士の仕事はそれだけであり、人間的な感情がそこに介入する必要はない。
そう考えていた重盛弁護士が三隅の事件に関しては知れば知るほど戦術とは関係なく自分自身が真実を知りたくなって人間味が増しているように思える。
一方で三隅はそんな重盛が自分に歩み寄ればよるほど逃げるという不思議な構図。
焼肉は自分で焼け!
現代の設定なのに、お茶出してもらったり肉焼いてもらったり、なんかそういうことに無自覚な人たちが「真実とは」みたいな高尚な話してもな〜と思ってしまった。
司法の現実的な一面は初めて知ったのでなるほど、大人の世界なんだと感心した。
福山雅治が空っぽな印象なので、対比役としていまいち説得力を感じなかった。役所広司はすごく良かった!
だいたい性的虐待ネタ最近多すぎないかな。この映画に限らず、映画やドラマで事件の動機に利用しすぎだと思う。たいして深みがあるわけでもないし、現実に苦しんでる人に失礼なきがする。
役所と広瀬
●2018年30本目(DVD鑑賞25本目)
福山主演だけど、役所&広瀬が印象に残る作品でした。面白いかそうでないかといったら自分は面白くありませんでした。
数々の映画賞をとりましたが、そこまでのもの?と感じてしまいました
4.0です。
福山演じる重盛朋章以外の登場人物についてセリフ以外の書き込みは一切ない。であるからして、彼らは体温のない亡霊のようだ。全編通して漂う不穏な空気。今作では、中心にある河川敷事件の真実も犯人さえ明かされない。モヤモヤするといった批評は正しい。答え合わせのない、或いは解答の返却がないテストに気持ち悪い経験をしたことはあるだろう。ただしかし、それこそが我々現代人が生きる世界のあり方そのものなのかもしれない。
好きじゃないけど凄く考えさせられる作品
初めこの映画を観たときは、「何だよこれ、動機とか一連の真相を全く解らせないとか無責任だろ!」と怒りを感じ、2017年に観た中でワーストクラスの作品だと思っていました。
しかし、日本アカデミー賞で作品賞を受賞したと聞いて、何故この作品が評価されたのかを改めてこの作品について思い出しながら考えました。
その結果、「真相が解らずじまいで終わってしまう」という事そのものが評価されたのだと感じました。
実際問題、司法というのは結局証言台に立つ人の証言だけで判決しなければならないので、ある種の限界が生じてしまいます。恐らく冤罪等も少なからず起きています。裁判の難しいところですね。
そして、自分達の都合の良いようにみんな証言してしまうが、それが全て真実だとは限らない。だから真相は闇に埋もれてしまった。
そういったところが評価されたのだと思うのですが、そう思ったときに自分は「この作品はどうあっても好きにはなれない」と悟りました。
ただ、キャストは概ね良く、福山雅治は普通でしたが、役所広司の不気味な存在感と広瀬すずのミステリアスで哀愁を帯びた演技はとても良かったです。
個人的にモヤモヤさせるよりもきちんと真相を明かす方が好きです。
だから、この作品は今まで観た映画の中で唯一「好きじゃないけど、良い意味で考えさせられる作品」でした。
丸投げ?
三度目の殺人とは結局死刑の事なのだろうか?
僕の役所広司はまさにこれ。この怖さ。不気味で静かでだけど熱く沸点が分からないこの感じ。
役所広司に取り込まれていく福山雅治も分かる。
だけどもこのラストは僕の中では、あんまりだろ!と思う。
監督には全てが分かってて、だけど観客は「おや?どういう事?」と考えるのは心地良いのだけど、今作は監督もよく分からず丸投げしてる感じで考えたところで…という虚しさすらあった。
役所広司の本当の当時の行動を期待して観ると、まだ途中やん!というラストだと思う。
空っぽの器。忖度。それで殺人を犯したのだとすると、それだけかよ、と思ってしまう。
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