三度目の殺人のレビュー・感想・評価
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う~ん・・
地上波と映画館でも見た。邦画はちょうど一年で地上波であるんだな~是枝作品がカンヌで賞を取ったから!?キャストはいい。内容は解釈に寄るかな。人は人を裁けない・・ということか!?「三度目の殺人」の解釈が人それぞれだ。映画を観た他の観客はモヤモヤ感のままスッキリしないで帰ったみたいだ。う~ん・・
三度目の殺人の意味が分かった
ほとんどが役所さんと福山さんの接見が重要なシーンになってます。犯人が被害者の娘の為に発言を翻したのが良く分かりました。淡々とした映画ですがじわじわと心に染みる作品でした。
器は考えることはしない
シャー・アズナブルの言葉を思い出した。
「器は考えることはしない。注がれた人の総意に従って行動するだけ」
自暴自棄になった犯人が器となる。それに翻弄されるだけの福山雅治。
中身の抜け落ちた映画。つまらん。
3度目の殺人とは、2度の殺人事件ののち、3度目に役所広司が自分自身を殺して器になったということ。
良い役者が揃っているので、演技は素晴らしかったです。 ただ、作品の...
良い役者が揃っているので、演技は素晴らしかったです。
ただ、作品の内容がサスペンスなのに、むしろ現在の社会的意見に近くサスペンスみたいに真相を暴く事は無かったです。
なので、かれを見る際には、サスペンスとは見ずに社会論って考えて見た方が良いと思います。
あと、最後の最後にモヤモヤして終わります。
深い愛情と不器用さ、そして成長していく福山さん
無機質な感情しかないが、器用で知的なために社会的には成功している福山さんと、
深い愛情があるが、不器用で突発的な行動をとってしまう役所さんの対比、
そして、そんな役所さんを弁護していくなかで、福山さんが成長していく姿が印象的でした。
また、映画のタイトルである「三度目の殺人」。
タイトルになるくらいなので、監督の訴えたい部分はここになるかと思うのですが、
それを思うと、役所さんの「自己犠牲的な愛情」と「司法の限界」が三度目の殺人に繋がるので、それがこの映画のテーマなのでしょう。
あまり難しく考えないほうが、スッキリ腑に落ちると思います。
真実を知りたいということ
守るために最後まで真実を隠し通す事はある意味強さなのか。
真実を知ることが本当の解決なのか。
真実を知りたいと思うのは何故なのか。
ただ、満たされたいだけなのか。
見ていていろいろ考えました。
映像美の視点ではガラスに2人の顔が映るシーンは忘れられない。
少しグリーンマイルを思い出した。
2017-64
これはすごい。
どちらかというと、理数系の人間で(得意とかではなく、答えがほしい性格)、真実を知りたいほう。
たくさんの疑問点をぶん投げられるのですが、それでもあぁなんかすごいものを見たと脱力感。
(ちなみにネタバレブログを読んだら、手の仕草や雪に寝そべっているシーン等々、気づけなかった暗示から、疑問点は解消でき、スッキリ。これらを全部拾うには、一度見では無理です、少なくともわたしの頭では。)
役者みんな上手くて、その中で役所広司さんが素晴らしすぎる。
ほんとなのうそなの?
まともなのサイコパスなの?
どちらともわからないところを最後まで渡り歩くような演技で、翻弄させられる。
法廷は真実を暴き、犯人に刑を言い渡す場所だと思ってた。
立場から、色々なしがらみや損得勘定などが働いて、結局真実を追ってる人がいない。
裁判員裁判ってなに?
どこに真実はあるの?
真実を求めることが幸せではないの?
正義ってなに?
もう爆発です。
撮り方もさすがで、光と影や、ガラスの反射などで表情をさらに表現力高くしたり、主観を交錯させたり、とにかくすごいです。
見入りすぎて、ポップコーン大量残し。
きっと真実はひとつなんだろうが見る人感じる人の都合によっては真実は...
きっと真実はひとつなんだろうが見る人感じる人の都合によっては真実はいく通りにも存在する、群盲巨像を触るの喩えの様に、、、答は自分自身を殺す三度目の殺人に因って少女を助けたと言うか自分自身の存在を確認したのだろうが、そんな推理はやはり群盲の一人の戯言でしかないのかも知れない。それにしてもすずちゃんは可愛らしい。
終始、監督の手の内で惑わされたままに・・
「三度目」ってだれを?と思いながら、いや、三人目?、それとも、え?、なに?・・・と惑わされてるうちに映画が終わる。
エンドロールが流れ出した瞬間に、やられた!と悔しくなる。まるで、監督にその答えを問い詰めているうちに、裏口から犯人に逃げられた刑事のような気分で。
深みにはまるように事件を洗い出していくうちに、経験していなかったことがあたかも自分の過去であったかのような錯覚に襲われだすと、見ているこっちも、ほんとの「犯人」が誰だかわからなくなっていく。
硝子越しの体面シーンで、三隅と重盛の映像が重なっていくとき、どちらが画面正面で、どちらがガラスに映ったものなのか、わからなくなっていく様は、まさにこちらを心理的に追い込んでいく手法としては抜群だと思えた。
解釈はそれぞれあり、それぞれが答えでもあろうし、それぞれが騙されいてもいよう。法廷で繰り広げられる駆け引きを前にすれば、真実なんてもうどうだって構わなくなってくる。しょせん、互いの利益を勝ち取るための戦術的な知恵比べでしかない。そこに、真実の存在は無意味なのだ。
人によっては不親切な映画だろう。僕もわからない部分が多々ある。だけど、それは批判ではない。幾通りにも解釈ができるがゆえに、数日たった時にふと、あ、もしかしてあれって!!と急に思いつくことがある「快感」もある。長い時間味わえる映画だと思う。
しかし、広瀬すずのポテンシャル、すごい。
法廷と司法にモヤモヤさせられた映画でした
普通にサスペンスして普通に法廷ドラマする映画ではないと覚悟を持って見たのは見たのですが、それでも想像以上に重かった・・・そしてとてもモヤモヤさせられた映画でもありましたね。
客にモヤモヤしてもらう映画と監督さんもおっしゃられてはいましたが、確かに・・・。
現実の事件は、現実の司法は、テレビドラマの刑事物や法廷物のようにスッキリ解決するものではないと言うことを、まざまざと見せつけられましたよ、法廷は真実に辿り着く場所ではない、真実を求める場所でもない・・・そう言われてしまうと、我々は一体これからどうしたら良いのでしょうか。
そんな日本の司法制度の危うさに、とてもモヤモヤさせられた映画でした。
勿論、この映画が全て司法の現実と言うこともないのでしょうが、合理的にコトを進めようとするのその姿には、只ならぬ危機感を覚えました。
まあ冷静に考えれば、いくら司法の場とは言え、神ではなく全て人間が行うことですからね、タイムテーブル通りにスケジュールをこなす日本人の習性を考えれば、ありそうな話だ、結局仕事なんだよなぁ。
人が人を裁くことの難しさ・・・今回改めて考えさせられましたし、真実が分からないならば、私には人を裁くことなんて絶対無理だなと、そう痛感させられた次第です。
空っぽの器に、それぞれが都合のいいように人物や事象を当てはめて、判決が下される・・・それが裁判なんだ、それが司法なんだ、真実は結局どこに?
最後に三隅が重盛に言い放った言葉がとても印象的でした。
しかしまあとにかく重くて疲れる映画でしたが、一瞬も緩むところなくのめり込まされた映画でもありましたね。
役所広司、福山雅治、この二人の対峙シーン、特に接見のシーンは、物凄い緊張感、迫力あるシーンで食い入るように見てしまいました。
役所広司の名演に、福山雅治も引っ張られて、見事日本映画史に残る接見シーンが誕生しましたよね、それを引き出した是枝監督はさすがの一言。
最初は福山のステレオタイプのキャラにまたかとも思ったのですが、少しづつ変化していく三隅の姿に見る者も少しづつ彼と同じ気持ちになっていき、最後はモヤモヤさせられると・・・。
う~ん、参りました、役者の演技込みでホント素晴らしい題材と内容だったなと、素直にそう思いましたよ、凡人な私レベルでは好きな作品ですとは言えないですけど(苦笑)
福山雅治だけじゃなく、俳優のポテンシャルを引き出すと言う意味では、広瀬すずも是枝監督の手に掛かると能力全快で見る者を引き込みますね。
感情を抑えながらも、時折哀しみと憎しみがこもった表情を見せるあの演技、やっぱり凄い女優さんだなと、再認識、様々なジャンルの作品に出て時には批判されながらも、将来きっと日本を代表する存在になることでしょう。
そのお母さん役を演じた斉藤由貴も現実とリンクした役どころである意味さすがと思わされた演技でした(実際上手いんだよな~)
今回見終わってモヤモヤしたからいろいろとネットでネタバレレビューを読みましたが、いろんな解釈があるなと感心しっ放しでした、こう言う考える映画も時には必要かもしれませんね。
寝た
8割型寝てしまいました。エンディングも見逃すくらい睡魔に襲われて、こんなにツマラナイ映画は久しぶりでした。是枝監督作品という事で、まずまず期待して観に行ったのですが、まさかこんなに寝てしまうとは自分でも意外でした。色々な意味で不可解な映画でした。オススメしません。
すごかったなぁ
深く印象に残る映画でした。またしばらくしたら映画館で観たい。他の方も仰ってましたが、一秒も目を話せない緊張感のある映像です。登場人物が泣いたり叫んだりしないぶん、張り詰めた空気に捕われて身動きが取れなくなります。こういう重く悲しい雰囲気に浸っていたい、というのは変ですが、終わって欲しくなかった、いつまでも観ていたかった、そういう映画でした。
事実はどうだったんだろうかとか、何がいいたかったかとか、テーマはなんだろうかとか、そういう分析をしない方が「分かる」感じがします。この映画はこういう映画なんだ、と言ってしまった途端、それだけでは無い気がしてしまう。事実はきっとこうなんだろう、と考えた途端、それだけでは無い気がしてしまう。結局、何かよく分からないが重いものが伝わってきてしまった、とだけ言うしかない、と筆力のない僕は思います。
役者さん達はみなさん凄みがありましたねぇ。
. . . という訳で、何も言っていない感想です。「すごかったなぁ」という小並感と同じこと?
追記: 音楽が素晴らしかったことを言い忘れてました。この映画の雰囲気作りに大きく貢献していると思いました。劇中で何度も流れる主題曲だけ配信で販売されてます。映画の色々な場面が思い起こされ、浸れます。
追記2: あのあと、この映画を小説化した文庫本を読み、もう一度映画館で観ました。今度はもしかして退屈するかもと思ったら全然そんなことはなく、やはり画面・セリフ・表情・景色・音楽などなどに惹きつけられ、一秒の緩みもない緊密な映画だと改めて思いました。(つまり、次の展開が分からないから夢中で観てしまうというタイプの映画ではないということ。) 二度目なので、一度目で見逃していたり「理解」してなかったりしていた細部まで感じ取ることができました。(広瀬すずさんの刺すような眼差しが恐ろしかった。)
真実も事実も分からないので、並行世界が重なって見える目眩(めまい)のような気分です。むしろ人間の心とはそういう並行世界が詰め込まれたようなものなのかもと思いました。結局、安藤桃子さんの「所詮、我々は何も知らない生き物なのだ」(この映画の公式サイトから引用)というのが当たっていると思います。
とても期待して行った
監督のスタイルに馴染め無い人には
未消化な映画かもしれない
ストーリーは取り立て感動的とはならない
ので、一般受けはしない作品かもしれない
少し想像力も必要です
全て答えを見せますね!な映画好きは敬遠されそう
おもしろかったですよ、役所広司も福山雅治も
良かったと思う カメラワークも頑張ってたし
難を言えば、広瀬すずじゃない方がもっと際立った
かなぁ、その点だけ残念でした
寝てしまった
最初から全然引き込まれることなく、早くに寝入ってしまい、いけないいけないと思いつつも七割は寝てしまった。
つまらない映画はいつも寝てしまいますが、ここまで寝たのは何年ぶりか。
終盤起きてましたが、広瀬すずに何が起きてたかも分からないまま、死刑宣告され観賞前レビューでよく見かけた「器」発言! ちょっと笑えた。
これから皆さんのレビューでストーリー組み立て、頭の中整理させていただきます。
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