「法廷心理ドラマ…?」三度目の殺人 めるこさんの映画レビュー(感想・評価)
法廷心理ドラマ…?
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法廷心理ドラマと書かれていたので、どんな理由があって殺したのか、殺してないなら誰が殺したのか、期待しながら見ていた。
が、なんと、驚くほどに大どんでん返らなかった。
序盤の三隅の証言がかわったり、カナリアや十字架などの伏線のような意味深なモチーフがあったりしたところは面白かったので☆2。
それにしてもタイトルのイメージで勝手に東野圭吾かと最後まで思い込んでいたら、『万引き家族』『誰も知らない』の是枝監督だったとは。
成程、是枝監督の作品なら歓喜に解釈を委ねる形で終わっているのも頷ける。
しかしこれをサスペンスっぽく宣伝するのはずるい。
『怒り』を見たときにも感じたが、何が正しいのか、誰が裁くのか、観る人に考えさせたい気持ちはわかる。
それを含めたうえできちんとしたストーリーのもと一つの映画として完結させてほしい。
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