「評価し辛い映画ですね。」三度目の殺人 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
評価し辛い映画ですね。
事件の真相・真実を知りたくてこの映画を観ていた人にとっては、つまらないと感じるでしょう。
この映画の本質は何処なのか?
正解は無いかも知れませんが、私的には皆さんのレビューを元に別の視点で最初からこの映画を観ようと思いました。
事件関係無く、登場人物の人間性を特に。
ホント出てくる台詞は考えさせられるモノばかり。
生まれて来なければ良かった。
産んでくれてありがとう。
死んで当然。
死んで当然なんて人間なんていない。
誰を信じれば良いのか。etc...
観る側の人間性を問われているかの様。考えさせされる言葉が並びます。
選択の自由なく、人間と言う器に入れられた我々。
事を運ばせる為には人間性さえ無くさなければならない事もある。
そんな人間に寄り添わなければならない事もある。
人間に生まれなければ、こんなに考えなくていいのかな?とも思ったりするし、考える事が出来るから、こんな映画の「罪と罰」が存在するんだろうなとも。
私個人としても結論は出ませんでしたが、結論が出ないのが「正解」と思えてしまう訳で。
長々とすみません。
人間って何でしょうね。
そう思わせてくれる作品です。
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