「B級感満載ながら、考えさせられる真実。破天荒ゾンビムービー!!」聖ゾンビ女学院 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
B級感満載ながら、考えさせられる真実。破天荒ゾンビムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:終末のぶっ飛んだ世界の中で、自由な意思を知らずに生きていたヒロイン達が、自我を持っていくにつれて辿り着く世界の真実に、思わず考えさせられる。何も考えずに、痛快なゾンビムービーとしても楽しめる。
否:演技面はご愛嬌。設定もかなり荒唐無稽なので、B級感は満載。
“ゾンビ化するウィルスで崩壊した世界で、隔離された安全な学校”という設定の舞台なので、かなりB級感があるのは想像に難くないと思います(笑)。演技面も、そこは・・・ご愛嬌ですね(笑)。
ただ予想外に印象に残るのは、その意外性のあるラスト。“自ら考える意思”を持つことすら知らずに育ち、与えられた人生を歩み続けていたヒロイン達が、次第に持ち始めた自我。それが次第に疑惑となり、最後に辿り着く真実は、人間の“自由意思”の大切さについて、考えさせられます。
とは言うものの、あまり深く考えずに、純粋に楽しみたい作品でもありますね。気になった方は是非。
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