「人は誰かに支えられて人となっている。」ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた Daichi Kitakataさんの映画レビュー(感想・評価)
人は誰かに支えられて人となっている。
辛いときは自暴自棄になり、「もうどうになってもいい」
「自分なんて大切じゃない」 となる気持ちは痛いほど分かる。
どうになってもいいと思っているから、周りの人を大切にすることもできない‥
そうなった時に自分を正してくれるもの、自分を導いてくれるものは「こんな自分でも誰かにとって価値がある」と知ること。
僕自身、格闘家でありながら試合前の身体の痛みや減量の苦しみに何度も心が折れそうになる‥
さらに追い討ちをかけるように首が難病を発症し恐怖が常につきまとい、さらにさらには嫁に子供を連れて出ていかれて離婚するハメに‥
こんなに沢山の人がいるのに、とても孤独を感じる
全てを掘り投げて「いっそ楽になりたい」と何度思ったことか
それでも前に進めているのは、懸命に生きようと、懸命に自分の使命を全うしようと思えるのは、僕の姿勢をみて希望を感じてくれる人達がいるから
誰かが僕を見て希望を感じてくれることが、僕の希望にもなっている。
僕はこうして救われている。
救われた僕だから、誰かを救いたい。
誰かの、仲間の、子供の希望になりたい。
懸命に前に進むだけでいい。
進んだ距離ではなく、"前に進む姿勢"に人は希望を感じるのだから。
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