「一人の男が、大人になるまでを描いた作品」ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
一人の男が、大人になるまでを描いた作品
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実話に基づいた物語。
2013年4月15日のボストンマラソン爆弾テロ事件。この事件の解決に際し、爆発の影響で両足を失いながらも目撃者として犯人の特定に貢献し、テロリストに屈しない“ボストン ストロング”精神を象徴する存在として一人の男性を描いた作品。
順風満帆と言う訳でも無いですよねぇ。元々“ダメ男”的なジェフだったようですが、“ボストン ストロング”と言われ、戸惑いながらも、人々の期待に応えようと頑張っています。でもね、やっぱり破綻しますね。PTSDもあるでしょうし、能天気な家族もいるし・・・。「だれも自分を理解してくれない」と思うとき、唯一理解してくれたのが、『元カノ』のエリンな訳ですが・・・。
実際のジェフ・ボーマンは事件当時27歳なのですが、それを37歳のジェイク・ギレンホールが演じています。さすがに歳の違いを感じずにはいられませんが、それは、ジェフの実年齢を知っていたからで、そうでなければ、ジェイク・ギレンホールの演じる“ダメ男”ぶりを違和感なく受け入れていたと思います。
ボストンマラソンのシーン、アイスホッケーのシーン、メジャーでの始球式のシーン、すべてボストン市民のボランティアの協力があったそう。そうじゃないと、あんなシーン描けないですよね。
一人の男が、大人になるまでを描いた作品とも言えるかな。
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