「ガン・バイオレンスの超絶版」フリー・ファイヤー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ガン・バイオレンスの超絶版
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90分、ほぼ銃撃戦、マシンガンの取引だからそれを使えば5分で決着、そこでせこい売人が弾は渡さない、ボディ・チェックしたはずなのに何故か全員銃を持っていてぶっ放す、ストーリーなんて有って無いようなハチャメチャ、ガン・バイオレンスの超絶版。
とんでも映画なのだが所詮、悪党同志の殺し合いだから、感情移入もそこそこ、お約束以外は死んだとしても観客は許すのでしょう。
買い手より売り手の方が悪党だからだまし討ちは当然の仕込み、ところが血の気の多い下っ端が取引そっちのけで暴れるから計画もへちまもあったものではない。トーシローは仲間に入れるなは裏稼業の鉄則でしょうに。
舞台というか戦場はボストン郊外の古い廃工場、簡単に応援を呼ばれたら困るので携帯の無い昔に設定、ワンシチュエーションでこれだけひっぱる映画も珍しい、一発くらっただけでお陀仏では役者が足りないので這いずりながらも殺し合い、あげくは死んだはずの男が復活、これはゾンビ映画だったのか・・。
スコセッシさんは狂っていますぜ、こんな映画を観せられたらバイオレンス自慢のタランティーノも北野監督もお手上げでしょう、お腹いっぱい。
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