「不発弾」フリー・ファイヤー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
不発弾
ブリー・ラーソン、アーミー・ハマー、シャルト・コプリー、キリアン・マーフィらキャストは実力派/個性派揃い。
彼らが2組のギャングに分かれ、銃の取引現場で些細な事から揉め、撃ち合いに発展。
“口撃”と“銃撃”の、ワン・シチュエーション・クライム・アクション。
巧くやればタランティーノ映画風に面白くなれそうなのに、残念ながら面白くなれなかった。
派手な撃ち合いもある。バイオレンスもある。ユーモア性もある。
が、決定的なまでに惹かれるものに欠けた。
話に面白味が無いのか。特に捻りもナシ。
多くの方が指摘されてる通り、登場人物のほとんどが脚を撃たれ地べたを這いずり…だからワン・シチュエーションなのだが、それが活かされてるのか、活かされてないのか。
ただ銃を乱射し、誰が誰とやり合ってんだかいまいちよく分からない。
登場人物たちもエキセントリックではあるが、各々魅力に欠ける。
演出も話の展開的にも見せ場的にも登場人物たちのさばき方も、不発弾。
プロデュースはスコセッシ。
巨匠よ、何処に惹かれたんだ…?
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