「「バッカじゃねえのw」と言いながら、なんだかんだ引き込まれてしまい...」スイス・アーミー・マン sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
「バッカじゃねえのw」と言いながら、なんだかんだ引き込まれてしまい...
「バッカじゃねえのw」と言いながら、なんだかんだ引き込まれてしまいつつ、何かを語っているようだが、そのメッセージはサッパリわからないのに、後味スッキリで終わるすごい作品。
そりゃ後に、エブエブでオスカー取るわけだわなぁ…と感嘆した。
内容にはあまり触れないようにしながら、3つ書いておきたいことがある。
一つめ。
発想力がすごい!
でもそれって、はみ出してみた一歩から更にはみ出して…を限りなく繰り返した結果だろうなと思う。そこを尊敬するし、それも一人ではなく、キャッチボールの相手がいる「ダニエルズ」という二人組だったからなせる技のような気がする。pこういう「アイデア」がどんどん膨らんでいく時って、楽しかったんだろうなぁというのが、映像からも伝わってきた。
二つめ。
とにかく絵面がキレイ!
主人公は、いつまでもウジウジ言ってないで、クリエイターとしての才能があることに早く気づけよと気合いを入れたくなるくらい、手作りの大道具・小道具が超好みだった。A24っぽい。
三つめ。
映画ネタとかを織り込みながら、自分たちの「好き!」にまっしぐらな感じが清々しい!
そういうまっすぐさは、ちゃんと観る人に届いてキュンとさせる。
最後は、「さよなら たりないふたり」の漫才のオチになぞらえて「きたねえジェットスキーだな!」とつっこみたくなった。(もちろん、ほめてます!)
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