「ぶっ飛んでるけど、考えさせられる作品」スイス・アーミー・マン soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ飛んでるけど、考えさせられる作品
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無人島で遭難したハンクが、水死体で浜辺に流れ着いたメニーの腐敗ガス(というオナラ)を使って、故郷の浜辺にたどり着くところから始まって。
一人なら助かるかもしれないのに、死体のメニーを浜辺に置き去りにせず、一緒に帰ろうと担いでいくところからおかしな旅が展開される。
歌でも自分の現状を表現したり、そのうちメニーのマルチな才能(生き延びる武器?)をフル活用して、狩も上手くなり、森で生きるのに満足してしまいそうになるけど、そこはやはり幻想でしかない。
当初彼女かと思ったスマホの待ち受けの子は、ただの片想いしていた女子(サラ)で、かつ子持ち。
彼女のインスタを見ればわかることなのに、それすらも怖くて見られなかったコミュ障だってことがだんだん明かされてく。
最終的には、故郷のしかも憧れのサラの家に辿り着くが、メニーが身元不明で引き取り手がない場合は墓にも入れないとわかると、また森に帰って二人(結局は一人)で逃避行。
あれ?最初にたどり着いた浜辺って、めちゃ近くやん。
それは、ハンクが現実に戻りたくなくて、故郷は森に激近だったのにワザと遠回りして心理的な遠さを演出していたのかなーと思った。
最終的には、メニーの笑顔でサヨナラ、が現実世界でもお前は頑張れ的なメッセージ…なのかな??
とりあえず、面白くて笑いが止まらない作品だった!
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