「なにげに主演作のほとんどが色んな意味で常軌を逸した人の役ばかりとい...」ブラッド・ファーザー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
なにげに主演作のほとんどが色んな意味で常軌を逸した人の役ばかりとい...
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なにげに主演作のほとんどが色んな意味で常軌を逸した人の役ばかりという常人とは全く交わることのない筋を一本通しているメル・ギブソンの最新作で、自宅兼仕事場のトレーラーハウスでタトゥーショップを営む前科者が今回の役どころ。家出して散々ヤンチャしたあげくに面倒くさい連中に追われることになり助けを求めてきた実娘を連れて逃げる、というどこにも贅肉のないブルージーなロードムービー。
代表作『マッドマックス』シリーズを彷彿とさせる砂埃の中で血飛沫と地響きを上げる、常軌を逸した人にしか表現できない親子愛は大変感動的ですが、よくよく考えると爽快感が欠片もなくこれといった見せ場もないので日本での劇場公開は少々難しいかも知れません。
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