パトリオット・デイのレビュー・感想・評価
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マーク・ウォールバーグ主演&ピーター・バーグ監督のタッグ作に外れなしの法則は継続された
2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の裏側を、マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督が生々しく描き出す。
ドキュメンタリー映画としても、充分通用する程のリアルな場面の数々に思わず引き込まれる。
この映画が感動的なのは、ボストン市民の”テロには屈しない”という強い姿勢が控えめながら、しっかりと描かれているところだと思う。
若き素人テロリスト兄弟が「圧力鍋爆弾」でテロを実行した背景は未だに明らかになっていないが、この事件後も世界の各地で同様のテロが頻発している事実から目を背けてはいけない、というメッセージを強く感じた作品である。
<2017年6月9日 劇場にて鑑賞>
観て損はない
2013年のボストンマラソンで発生した爆弾テロ。
犯人逮捕までの102時間を緻密に丁寧に描いた作品。
監督・主演は少し前に公開された、メキシコ湾原油流出事故を映画化した『バーニング・オーシャン』と同じ、ピーター・バーグとマーク・ウォールバーグ。
実話の映画化と言うことで、実はそれほど期待して観に行ったわけではなかったが、いい意味で裏切られた。
これは大当たりだ。
悲惨な事件を扱った映画に対し、不謹慎な言い方かもしれないが、非常に面白い作品だ。
目を覆いたくなるシーンも多く、映像がとにかくリアルで嘘臭さがない。
事件発生直後の現場の混乱が上手く描かれている。
そして、捜査のスケールも大きい。
この辺がアメリカの底力なのだろう。
捜査本部が置かれた巨大な倉庫に、収集した証拠品を並べて現場を完全再現するなど、日本では考えられないことを迅速にやってしまう。
FBIと地元警察が協力し合い、 映像解析などまさに不眠不休で手掛かりを探す姿には頭が下がる。
逃走する犯人に人質にされた市民がいたこと。
その人質の一瞬の判断と勇気が、犯人逮捕に大きく近づいたことなど、この作品を観るまで知らなかった。
俳優陣はと言うと、
FBI特別捜査官のケヴィン・ベーコン。
はまり役だがずいぶんと老けた印象。
それもそのはず、『フットルース』から30年以上は経ってるんだもの。
『セッション』での怪演が光ったJ・K・シモンズも、犯人との壮絶な銃撃戦で身体を張って頑張っていた。
犯人の妻役が『スーパーガール』のメリッサ・ブノワ。相変わらず可愛い。
最後に実際に被害に遭い、お互い片脚を失ったカップルが登場するのだが、彼らの一言ひとことに胸が詰まる。
You will be remembered
ついジェイク・ギレンホール主演の『ボストン・ストロング』と比較して見てしまう。ストロングの方はテロリスト逮捕に関してはほとんど描かれていなかったため、事件の記憶としてはこちらの方が強く印象に残りそうです。しかも実際の映像はこっちの方が多く使われている。もちろん映画のテーマ、趣旨は全く違うのですが。
前半でもっとも凄いと思ったのが、FBIが到着してから特別捜査班設立するまでの素早さ、そして大掛かりなセットを瞬く間に組み立ててしまったこと。これぞアメリカの捜査システムの偉大さなのだろう。ケビン・ベーコンが神のように思えてしまった。一番良かったのはこの特別捜査班かな。
被害者たちが元気を取り戻し、「ボストン・ストロング」という合言葉が勇気を与えてくれる内容ではあるが、最も印象に残ったのは子どもの遺体を証拠が消えるから動かせないで、じっと横に立っている警官の姿だった。アメリカの強さの影には、こうした一見すると冷酷なまでの冷静な捜査が下敷きになってるんだ。と言いたそうなほど、このカットが何度も使われていた。
全体的に再現フィルムのような作りなのに、後半になるとアクション映画のエンタメ性まで帯びてくる作りになっていた。かなり脚色してないですか?と言いたくなるくらい。しかし、中国人学生は実在してるし、MIT構内で射殺された警官も真実みたいだし、犯人兄がドンパチで死亡した爆弾アクション・シーンだけが脚色してあるのだろうか。とにかく手に汗握るほどの攻防戦だった。
しかし、一方では、犯人の会話に「9.11ではアメリカ政府がビルを破壊した」「目撃者はみんな俳優だ」とかのセリフを言わせることに違和感もある。憎らしいまでの犯人の妻を描き、テロリストには人権はない(上層部の誰が指示したかは不明)とまで言う部分に、本当に自由の国なのかという疑問さえ残るのだ。そこまで描くと、犯人側の動機解明もできないし、テロが起きないような世界にするという本質から逃げているのがアメリカなんだと感じてしまう・・・。
緊迫感がすごい
ボストンで起きた爆弾テロの一部始終をリアリティな映像と緊迫感のある展開が醍醐味でした。
前半から中盤までが、すごく見応えがありました。
後半の銃撃戦は、長すぎるかなとは思いましたがラストの実映像を交えた展開はあつくなるものがありました。
市民がパトカーを送るシーンと球場の場面は、涙がでそうになりました。
レビュー
安定しているピーター・バーグ監督でマーク・ウォールバーグというコンビ。実話に基づいているため、予想通りではあるものの、リアルな緊張感と熱量に完全に取り込まれてしまいました✨
自分があの場所にいたら…と思う
ショボい心意気の映画!!
オリヴァー・ストーン作品と対極をなす、御用映画だと思います。世界中で政府による偽旗テロや投機家ジョージ・ソロスの資金による人工芝運動(反トランプデモ、LGBT運動や日本だとシールズやしばき隊等)が明らかになっていますが、ボストンマラソン爆破事件の犯人を19歳の男性だと決め付けるというだけのプリパガンダ映画で内容はありません。日本でも秋葉原通り魔事件の加藤はわざわざ白の上下なのに返り血を浴びていませんので、色々な事件の報道内容は、本当にそうなのか考える必要があると思います。「911は政府がやった」と本当に彼が言ったか分からない台詞を犯人に言わせる事で、本作がどのような意図で作られたのかは明らかだと思います。犯人役がイライジャ・ウッドみたいで不良のウォールバーグに比べても圧倒的に弱そうだし、怖いとか緊張感とかが全くありませんでした。
映画化するのが早くないですか
丁寧に取材して忠実に再現している感じが伝わってきます。複数の視点からボストンマラソンで起きたテロを追いかける構成。実行犯の確保まで一気に見せます。
て、あんまり感想なかったりする。「再現」だからでしょう。
最近、大きな事件や事故など、映画化するのが早くないですか。結構最近の出来事をすぐエンタメ化する。あまり良い傾向とも思えない。(と、言いながら興味あって見ますが)
個人的には謎のおばはんの爆弾尋問シーンが好きかな。突如女の生い立ち語って、「爆弾まだある?」また、語って「爆弾あるの?」。で、結局聞き出せない。この無駄な感じは味がある。このシーンいる?っていう。
ボストンは負けない
愛を持って悪と戦う。
決して負けない、強きボストン。
ボストンマラソンの悲劇はニュースでは知っていたが、その後の捜査から逮捕に至るまで、
これほどのドラマがあったことを初めて知った。
こういう事実を映画化出来るアメリカはすごいと思う。
非常にリアルだった
銃撃戦だったり、救急シーンだったり、非常にリアルで緊迫感あるエンタメ的演出もうまく、尋問シーンだったり、論理的なセリフも多く、メッセージ性も良くできている。尋問シーンは、未だ世界で起こる理不尽なイスラム社会での女性差別が解消されないことの象徴か?愛は暴力によって破壊されないというメッセージは素晴らしかった。
こんなテロリストはやっかい
2013年ボストンマラソンの爆弾事件を早くも映画化、記憶に新しいだけに生々しい。
犯人はイスラム過激派の兄弟で、兄の妻も共犯。
警察とFBIには敬意を表すが、こんな犯人像だと世界中に居そうで怖い。
見どころは尋問シーン?
視聴:1回目
推薦:一人でじっくり
感想:いろんな視点でテロの経緯を、たどっていくが、意外と妻への尋問シーンが一番記憶に残った映画です。緊迫したあの雰囲気は他の映画にはない見どころだと思います。あのシーンだけ少し息とまりましたね(笑)
怖さと感動と…ガッカリ感
トミーだけ、実在しないのなら要らなくないか?
主人公なのに何だが、ずっと実在してる人物と思い込んで作品を観ていたのに、本人インタビュー映像がないからおかしいなと思ったら、まさかの彼だけフィクション…。だったらいなくて良かった。
犯人達の主義・主張は何だったのか。
人はなぜいつもこうも容易く愚かで残酷なことをするのか。何が彼等にあんなことをさせたのか。
人間ってホント怖い。
でも、いつもそうだが被害者は絶望の中に何かを見つけ、力を合わせて、憎悪を超えて、前を向いて生きていくんだよね。劇中のみんなのその姿にとても素直に感動した。
その感動の後の、本人インタビュー映像で知るトミーフィクションの事実に、言っても仕方ないがガッカリした。だからマイナス1点。
マーク・ウォールバーグっていつも期待を裏切る
実は、ツタヤで評価が高いからこれを借りた。
あまり期待もなく(笑)
最初の印象は、マーク・ウォールバーグって、いつもそれなりだけど心を動かされたことがない経験がすべて。
確か、デンゼル・ワシントンと共演した『2ガンズ』がいちばん良かった。
いつもどこか、「これって映画だから」って言い訳してる演技に思える。
この映画の最初の印象は、リアル感がない。
ボストンの事件なのに、手持ちのカメラワークなのに、ぼくは心を動かされる映像がない。
リアル感をだすカメラワークなのに、脚本をなぞっているだけ。
彼の映画っていつもそんな感じだ。
主人公の他に、脇役で感動するひともいないようだ。イスラムの人たちも、観客の映像がちょっと救いかな?、でも映画としてその感情を掬えていない。
結局、いつものマーク・ウォールーグの映画だ。
映画の中心がないのだ。
半分観たちところで 止めようと思った。
*映画へのスタンス
ほくは映画について書くこと望んでない。
ただ、そのつど・・、そのときどきの映画がすきだった記録を残したい。単なるふつーの映画ファンです。
こうしたサイトを使って毎年記録を残し続けるのがすきです。自分のためにそうした記録が、数年後自分にとって振り返るデータとなります。映画って、そういうモノだと思っています。
SNSって興味がないのです。
ほぼ文句なしのサスペンス
サスペンスとしてもアクションとしても完成度が高いし、メッセージ性もあった。トレントレズナーの音楽もめちゃくちゃ良い。
気になったのは、イスラムに対する偏見を煽ってしまう描写に対しフォローがないこと。
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