「テロが奪ったものと奪えなかったもの。凄惨な事件の裏にあった真実。」パトリオット・デイ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
テロが奪ったものと奪えなかったもの。凄惨な事件の裏にあった真実。
【賛否両論チェック】
賛:実際に起きた事件の発生から解決までを、淡々とした描写の中で映し出す様子に、人々の意志の強さや団結力が垣間見えるのが印象的。アクションも重厚。
否:手足の切断等、かなりグロいシーンが多いので、苦手な人には向かない。
冒頭は、何気ない日常がまるで群像劇のように描かれ、その人々の日常が非情なテロによって突然破壊されてしまう様子に、思わず言葉を失います。
そしてそんな凶悪な事件を目の当たりにし、解決を胸に誓った主人公達捜査関係者の奮闘や、思いもよらぬ展開を見せる事件の顛末が、緊迫のアクションと共に描かれていくのも、また印象に残ります。個人的には、町を知り尽くすトミーが監視カメラの映像を基に、犯人の足取りを的確に言い当てるシーンが、驚きでした。
結構グロテスクなシーンもあるので、好みは分かれるかも知れませんが、決して忘れてはいけない事件の真実を、是非ご覧下さい。
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