「ドキュメンタリーかつサスペンスかつ…」パトリオット・デイ てっぺいさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリーかつサスペンスかつ…
圧巻。事実に基づいたドキュメンタリー映画でありながら、ドキドキするサスペンス要素もあり、映画が持つメッセージも強い。泣けるシーンまである。
特に警察と犯人との銃撃シーンは、銃と爆弾でやり合う迫力がとにかくスゴイ。演出が多少入っているとしても、これが事実だということが本当に驚かされる。
もちろんボストンマラソン事件の事は知っていたけど、この映画から知る、日本には伝わってこない情報にも驚かされる。街を封鎖してまで捜査に当たった事、メジャーの試合で捜査関係者の表彰があった事などなど。
やはり実際の当事者達が登場したけど、彼らの語るメッセージがとても強い。色んな映画があるけど、事実に基づくドキュメンタリー映画が持てるメッセージ性を強く表現出来ていると思う。
最後に一つだけこの映画で気になったのは、犯人の動機。アメリカ人が作る映画なので、アメリカ正義になるのはしょうがない。ただ日本人として鑑賞するには、爆撃を起こすに至った犯人の心理描写がもっとあった方が、奥深さが出せていたと思う。
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