「100年前とは思えないほどモダンな世界」ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
100年前とは思えないほどモダンな世界
建築界は完全に専門外だが、フランスのリゾート風景と独特なモダンさに惹かれて鑑賞。
観始めてすぐメイン舞台が1920年代と知ってびっくり。えっ、100年以上前でこんなに近代的だったの!? モダンな建物にモダンな家具、そしてモダンなファッションを身に纏ったモダンな感性の登場人物たち。まさにモダンのオンパレード。室内を真横からまっすぐ撮り続ける映像は、特にモダンに映り印象深い。この撮り方が、全くジャンル違いで私だけかもだが、少し「2001年宇宙の旅」チックな雰囲気を感じられたのがふいに面白い。
また、登場人物が劇中でカメラ目線で自ら色々と解説してくれているのもなかなかユニークだ。
ただし、やはり建築に興味が薄いと、ストーリーや映像的に刺さる点が少なく、全体的に物足りなさを感じるかも知れない。
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