IT イット “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
全99件中、1~20件目を表示
オレ的キング原作映画ベスト5もあるよ!おっさんは本作を見て、ああ俺もピエロなんだ、と思った。
本を全く読まないオレだが、スティーブン・キングは原作が多く映画化されることもあって、その名前は知っている程度。世間のキング原作映画のベストはだいたいこんな感じらしい。
1位:ショーシャンクの空に
2位:スタンド・バイ・ミー
3位:シャイニング
4位:キャリー
5位:ミザリー
次点:グリーンマイル、ミスト
なるほど、なるほど。真面目だなあ。おれだったらこうかな。
1位:ドリームキャッチャー
2位:キャリー
3位:ペット・セメタリー
4位:ミスト
5位:シャイニング
妙に汚い映画ばかりだな。はっはっは。
キング原作映画はカス監督も撮れば、デ・パルマ、キューブリック、ハックフォード、ダラボン、カスダンなど、超大物監督も撮るという、いろんな意味で「臭う」映画だ。
「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」
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本作、ホラー映画の世界興行では、トップに立った。(R指定ホラー「エクソシスト」を超え、非R指定の「シックスセンス」超え。)
当時とはまた事情が違うだろうが、本作のヒットの要因は、
1.海外人気TV「ストレンジャーシングス」のヒット下
2.SNSという口コミ
3.少年少女もの(ジュブナイルもの)
4.エロくない
で間違いないと思う。もっとざっくり言うと、女子どうしでも観に行ける映画。
「怖いのは観たいが、エロはイヤ。オタクっぽいのもイヤ」
という、ジャンル映画のくせして、既定のファン層を裏切るかのような作風。(原作はそうではないらしいが)
ただ、まあ、「スタンド・バイ・ミー」嫌いで、「ドリームキャッチャー」好きのおっさんとしては、本作物足りないのは仕方ない。
本作の特徴として、「いじめられっ子」の奮闘記ということになるのだが、またそれもヒットの要因と思われるが、「いじめっ子も襲われる」という点にノレない。
そもそも、おっさんにはノスタルジーなんか必要ない。こんなもん、多かれ少なかれ通ってきた道だし、「スタンド・バイ・ミー」なんか、まんま通ってきた道だし、またおっさんになっても「人生の苦難の道」は続くのである。いつだって自分のもつ恐怖と対峙しているのである。
カミさんの顔をみれば、ピエロに見えるし、朝鏡を見れば、目の前には疲れたピエロがいる。会社に行けば、ピエロになり、子供に対しては、ピエロにならないといけないし、大きくなれば、また恐怖のピエロに見えないといけない。
そういった「乗り越える象徴である」ペニー・ワイズが、「恐怖」を知って退治されたことにも本作だけでいうと不満だ。ただ、原作の設定が、実在した連続殺人犯をモデルにしているゆえ、「恐怖の象徴」が前提なのだろうが、それを知らずに観ると、ペニー・ワイズって案外親切じゃね?と思ったりもする。
続編にはその「誰でもピエロ」な展開が待っていることを期待しつつ、おっさんは「愛のある」ピエロで今日も頑張るのである。
追記
もちろん、子役の演技や「大作感のある」カメラや演出は素晴らしいし、設定を80年代に合わせているのもおっさんとしては観易くていい。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、XTCなどの楽曲も楽しいが、オーケストラなスコアがまた80年代っぽくって良かった。
デリー街の悪夢。 ”それ”の”これ”が”あれ”だったら”それ”だったんだけどねぇ…。
静かな街デリーを襲う謎の怪物ペニーワイズの恐怖を描いたジュブナイル・ホラー『ITイット』二部作の前編。
舞台は1989年。児童の失踪が相次ぐデリーの街で姿を消した弟を探す少年ビルとその友人たちは、街を襲う怪異の存在を知ることになる…。
原作は『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』で知られる、小説家スティーヴン・キング。
弟を探す吃音の少年、ビル・デンブロウを演じるのは『ヴィンセントが教えてくれたこと』『アロハ』のジェイデン・リーバハー(現ジェイデン・マーテル)。
いじめを受ける孤独な少女、ベバリー・マーシュを演じるのは小役時代のソフィア・リリス。
口が悪いビルの友人、リッチー・トージアを演じるのは『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のフィン・ウルフハード。
街を襲うピエロの怪物、ペニーワイズを演じるのは『シンプル・シモン』『アトミック・ブロンド』のビル・スカルスガルド。
全世界興行収入7億ドル以上。これはホラー映画というジャンルに限って言えば史上No. 1の大ヒットという事になる。製作費の20倍近くを稼ぎ出した、まさにモンスター級の怪物映画である。
原作はスティーヴン・キングが1986年に発表した小説『IT』。1990年に放送されたテレビドラマ『IT/イット』に続き、映像化されるのは今回で2度目となる。
原作もテレビドラマも未見の状態での鑑賞。
80年代を舞台にしたホラー映画ということで、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016-)の2匹目のどじょうを狙った作品のように思えるが、企画自体はそれよりもずっと前から始動していた模様。
この物語が映像化されるのは前回のドラマ版から数えて実に27年振りのこととなるわけだが、これはペニーワイズが27年に一度蘇るという設定を受けてのこと。こういうのはなかなか洒落が効いていて好き😊
『ストレンジャー・シングス』の大ブームとペニーワイズの復活が重なったというのは偶然なのだろうが、結果としてこれがこの作品の超絶大ヒットにつながったのだろう。フィン・ウルフハードくんには”ハリウッドの神木隆之介”という称号を与えたい。
”死者を探す冒険に出かける”というプロットは、1986年に公開されたキング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』と一緒。はっきり言って、本作は『スタンド・バイ・ミー』にホラー要素を付け足しただけの映画であるとも言える。
みんな大好き『スタンド・バイ・ミー』。そこにホラー要素が付け足されるなんてそんなもん面白いに決まってるじゃん!!…と思っていたんだけど。
何ちゅーか、カレー炒飯みたいな映画というか…。「やっぱカレーと炒飯は別々に食った方が美味くね?」みたいな映画でしたねぇ…。
前半はめちゃくちゃ良い!!✨
LOSERSクラブという『スタンド・バイ・ミー』そのまんまな陰キャ4人組と、ひょんなことから彼らとつるむことになる爪弾き者の3人。この負け犬7人が互いの傷を舐め合いながら、次第に友情を深めていく様子はまさにジュブナイル映画の王道ど真ん中。
萌える木々、煌めく水面、疾走する自転車。家庭でも学校でも窮屈な生活を送る少年少女たちが同じ境遇の仲間と出会うことで傷を癒やし、世界と戦う覚悟を決める。これこれこれだよ俺の好きな青春映画はっ!!って感じでめちゃくちゃアガった!!👍✨
正直7人はちょっと多いかな?5人くらいでいいんじゃないかな?と思わないこともないんだけど、まあ友達は多い方が良いですからね。
街の歴史を調べることで異常な”何か”が存在していることに気がつく、というのもめっちゃ興奮する展開。図書館にある古い文献を調べる、というのは割とホラー映画あるあるだけど、こういうのスゲー好きなんです。個人的なフェティッシュなのかもしれない。今回もそれが見られてとっても嬉しかったです😆
この子供達が友情を結び、事件を解明するために一致団結するというところまでは面白かったのだが、いざペニーワイズが暴れ回り始めると途端に冷めてしまった。
というのも、せっかく”殺人ピエロ”というこの世で最も不気味な存在を扱っているのに、このペニーワイズの見た目があんまり怖くないんですよね。もっとリアルなピエロ、それこそマクドナルドのマスコットキャラのドナルドみたいな普通のピエロの方が100倍怖い。
それとペニーワイズは『エイリアン』シリーズのゼノモーフみたいな、いかにも「私はモンスターです!」みたいな口をしてたけど、こういうのは見せないから怖いのであって、「どうだぁ!!怖いだろう!!」みたいな感じで見させられると逆に怖さが減ってしまう。
怖がらせ方も一辺倒な感じがしてイマイチ。『シャイニング』(1980)のオマージュだと思われる血の洪水とか悪くない描写もあるんだけど、基本はゾンビみたいなヤツを使ってビビらせるという手法。せっかくそれぞれが最も怖いと思うものを具現化させる能力があるんだから、それをもっと活かした怖がらせ方をして欲しかった。
恐怖の権化のような存在であるはずなのに、同じキング作品でいえば『シャイニング』のジャック・ニコルソンの方が断然パワフルでエキセントリック。メイクしてないのにね。
下水道から「ハァイ、ジョージィ🎈」なんて言いながらニコルソンがあの満面の笑顔を覗かせたらと思うと…😨…まぁ実際にその絵を見させられたら怖いを通り越して爆笑しちゃうと思うけど。
はっきり言って、ペニーワイズよりもそれぞれの家庭環境の方が1億倍くらい怖い。屠殺を強いる祖父、狂気的に過保護な母親、そして娘に性的虐待を行う父親など、まさに毒親の見本市のような作品である。
それだけでなく、ビルに対する父親の冷たい態度や、いじめを見て見ぬふりして通りすぎる通行人など、大人の無関心さが嫌というほど描かれているのもこの映画の特徴。とにかく7人を取り巻く世界の息苦しさったらなく、子供達には1秒でも早くこんな街からは出て行って欲しいと願いたくなる。
大人たちの方がペニーワイズよりも断然恐ろしい存在なので、言ってしまえば別にペニーちゃんがいなくてもホラー映画として普通に成立しているのです。出てきたら出てきたで大して怖くないし、割と本気でこの作品におけるペニーワイズの存在意義がよくわからん。
これならスーパーナチュラル要素を取っ払った、この子供達が大人やいじめられっ子という現実の恐怖と戦いそれを克服するという映画の方が見たかった。
少年少女の心情の機微、例えば女の子の身体に興味津々なのにそれを誤魔化す男子たちとか、そういう青春要素は良かったのだがストーリーが進むにつれてそこもだんだん雑になる。
特に気になったのはビルとベバリー、そして太っちょの少年ベンとの三角関係。
匿名で詩を認めるベンと、その詩をビルのものだと勘違いしてしまうベバリー。最終的にその勘違いは解けるのだが、結局ベバリーといい感じになるのはビル。
いやおかしくね!?あの展開なら普通カップルになるのはベバリーとベンだろっ!!
デブとギャルのカップルなんて許されないということなのかおいっ!!😡
一番気になったのはいじめっ子のヘンリー。正直こいつのやっていることはいじめとかそういう域を超えている。「身体に俺の名前を彫ってやる」って、『北斗の拳』のモヒカンかお前はっ💦…まぁそこは良いんですけどね。
実は彼も抑圧的な父親の影響で歪んでしまったのだということが、ストーリーが進むにつれて見えてくる。ナイフを無くしてしまいめちゃくちゃ動揺するシーンとかめっちゃ良かったですよね。
ペニーワイズの手中に落ち、自らの手で父親を殺めてしまうという衝撃的な展開。これからどうなっちゃうの!?と思っていたのに、割と彼の末路は雑。えっそれでいいの?
というか、そうなると黒人少年のマイクは色々と面倒な事になっちゃわない?まさか続編は法定劇?
正当防衛とは言え父親の頭をカチ割ったベバリー。彼女の法的なあれこれも何だかあやふやだったし、そもそも下水道で見つかった大量の遺体を警察やマスコミはどう扱ったのかなど、説明されていないところで気になる点はめっちゃある。それは続編で明らかにされるのかも知れないが、少なくともこの一作だけを観た感想としては何とも歯切れが悪いな…と思わざるを得ない。
架空の都市を舞台にした、恐怖を操る連続殺人モンスターもの、という点では『エルム街の悪夢』(1984)を思い出させる。実際キングも『エルム街』から着想を得てこの小説を書いたんじゃないの?とか邪推したくなるほど、この2作における怪物の倒し方は割と似ている。ビビらなきゃ勝ち。
倒し方は似ているんだけど、その描写の仕方が丁寧かつスマートだったのは残念ながら『エルム街』の方か。
本作はどう考えても敵の本拠地に乗り込むには準備不足だったし、倒し方に気付くロジックもいい加減。そもそも倒し方もなんか親父狩りにしか見えなかったしね。
前半のジュブナイル展開は丁寧かつ瑞々しくとても好みだったのだが、後半のモンスターホラー展開は今ひとつ。ペニーワイズくんには是非ジャック・ニコルソンに弟子入りし、怖がらせるとはどういう事なのかを伝授してもらって欲しい。
軽快なストレンジャーシングス
思っていたホラーではなかった 冒頭の有名な子供が排水溝でピエロと遭遇するシーンを見て、想像を覆された もはやピエロというよりモンスター
心理的なホラーは少なく物理的に攻めてくる怪物映画で見やすかった その分グロい表現もある
毒親に侵されている子供たちが”それ”と協力し対峙する 飲み込まれてしまった子供たちの犠牲の上で闘うという決断をするのが熱く、やられっぱなしのホラーではないのがまた良い
土台にあるのは青春映画なので、いわゆるいじめられっこやのけ者たちが奮い立つというものなので青春ものとしても楽しめるし、ヒロインもかわいいのでホラー苦手でも見やすい
ヒロインと心を通じ合う同じ転校生のおデブちゃんがとてもいいキャラしているが、結局最後結ばれず退場していくのは現実世界でもあるような切なさもありリアリティがあった
二部構成で作られているので後半も楽しみ
ストーリー展開、キャラ描写、恐怖演出など、どれもがありがちで、その描き方も雑。
「スタンド・バイ・ミー」のホラー版を狙っているのか、思春期の悩みや家庭問題などを抱えた少年少女たちが町で起こる不気味な失踪事件を解決する、と言う設定は意外とホラーにはありそうで無いし、町を覆う不穏な雰囲気は悪くないので期待して見始めたが、結果、時間の無駄に終わった。
思春期の複雑な少年少女たちの関係性や心情の変化などを丁寧に描くべきなのに、時間が長い割りに、ひとり一人のキャラやドラマが薄っぺらく(いじめられている、性的暴力、持病持ち)、そうした悩みやトラウマと"IT"の「恐怖を糧として力を蓄える」という設定が上手くリンクしていないので、ただ漫然と襲ったり脅かしたりしているだけに見えてしまう。
しかも悪魔や悪霊的?な超常の存在にも関わらず、小学生の物理攻撃でどつき回されているのを見ていると、これはコントだったのかもと思わざるを得ない(笑)。
最後の見どころであるはずの井戸の中での対決も、終始、暗くて何をやってるのか見づらいからイライラさせられた。わざわざこんなとこで「明かりの無い井戸の中は暗い」なんてリアリティを出す必要は無いのよ。まずは観客の見やすさを優先すべし。暗けりゃ怖いって訳じゃないんすよ。
結局、あのおデブ君は蚊帳の外に置かれ、たいして交流も無かった主人公の少年だけとキスして終わると言うNTRラスト(笑)。そこに至る「過程」が何も描けてないから違和感しか無い。なんで一人だけを優遇するかな?青春前夜の子供らしく、みんなで円陣組んだシーンで爽やかに終わらせれば良いじゃん。ホラーやミステリーに中途半端に恋愛要素なんか入れる必要ナシ!いれるならちゃんとキャラのドラマを描くべき!それが出来ていない作品は駄作です。
ホラーなジュブナイル映画なんだね
有名なので知ってはいましたが、全く事前情報なく見ました。ジュブナイル系なんだね。
学校の怪談を思い出す感じ。少年少女でなんとかしようとするのが展開的に無理やりすぎて、終始なんで君たち戦ってんの?って感じでした。
不良な少年もただただ最後まで猟奇的だし、あっけなく死ぬし、あまり意味のある人物に見えないです。
なんだかんだで共闘する、って展開の方が個人的には好き。ただ単に、悪い奴が悪いまま。無意味なキャラすぎる。かわいそう。
あと少女が殺し?てたのはノーカンなのか?正当防衛だからセーフ?救急車は呼ばないの?
ピエロの正体も謎で、当然人間ではないけど、非科学的な謎の存在で、ほぼなんでもあり。それにしては単純な子どもたちのタコ殴りに負けるという。こいつは何?超自然的存在?
映画としては大人たちの理不尽さの象徴みたいな存在ではあるが、その辺りの描き方が物足りないので、すっきりしないですね。2時間半もあるのに!
正直、面白いとは思いませんでした。
子どもたちの家庭環境は何一つ改善してない。何も解決してない。何がしたいんだこの映画!
続編は見ないかな。
ホラー映画で笑ってしまった
色々と突っ込みどころが多い作品だ。そもそもIT(ピエロ)の存在が何なのか分からないので、彼を抹殺しようとしても、できないわけである。最後にピエロが消えて、宙に浮いていた行方不明の子供たちが、だんだんと下に降りてきたということであるが、その後どうなったかの説明がない。少なくとも、主人公の弟は帰らなかったわけで、非常に後味が悪い。宙に浮いていた仲間の少女(結構可愛い)は降りてきたものの死んだようだったが、キスをすると生き返ったりと(眠りの森の美女?、ファンタジー映画のつもり?)、どういうことなんだ?ブラックジョーク?っていう表現は違うかもしれないが、この映画で笑ってしまったシーンであった。ホラー映画で笑っていいのかな?
主人公が、地下で弟と再会したが、本物の弟でないとなぜわかったのかの説明がない。
あと、ホラー映画といっても、本題と関係のないところでの残酷シーンは極力避けるべきであると思う。羊を殺すシーン、太った少年へ同級生が腹を切るシーン、いじめっ子の1人が父親を殺すシーン等。
ホラー版「スタンド・バイ・ミー」と言う人もいるが、確かに少年たちが主人公でしかも 原作が同じスティーブン・キングであり、みんなで力を合わせて困難に立ち向かう姿勢は似ているかもしれない。 ただ、「スタンド・バイ・ミー」のような感動を期待すると、がっかりしてしまうだろう。
ただ一つプラスポイントをあげれば、前述のいじめられっ子の少女べバリー(ソフィア・リリス)の存在。ちょっとかわいかったな。
クラウン(ピエロ)こえーよ。
道化で滑稽なピエロを一躍世界ヴィランへと押し上げた、ご存じキング御大原作作品。実はリブートだがCGの発達もありキング御大の世界を視覚的に上手く再現できたと言えよう。世界的大ヒットを記録して観た子供達にトラウマを刻み込む恐怖の殺人ピエロ。根底にはホラー版スタンド・バイ・ミーの風格が漂い、実に正統派キングっぽいと言うよりキングそのもの世界が展開される。成長期の子供達にしか見えない恐怖の対象、呪われた町の歴史、多発する行方不明の子供達。すべてのファクターが合い混じり、じわじわと恐怖感がまして行く。話は変わりますが私はキング御大の作品はまずは原作小説から入ってます。30年前から大ファンだった私は貪る様に小説を買い求めその魅力に取り憑かれはまりました。ですがいつしかキング御大がホラー小説界の大御所と呼ばれだし、それに伴い、いくつもの実写化が実現しました。ところがまあ作れば作る程、酷い出来でついにはキング御大はもう映画化は懲り懲りとコメントした時期もありました。興行的なヒットは有りますがシャイニングはストーリー変えられて怒り心頭だったし(ドクタースリープはお気に入りらしいが)、トータリリコール?SFだし、ペットセメタリー?ショボい、ミスト、これは好きな作品。てな風にキングファンをガッカリさせてきた中、ITこれは外れ無しの大ヒット作品です。原作ファンも納得。さて、続編も期待したいですがどうなることやら。
予想を裏切らない展開と分かりやすい人物設定が魅力かな
ピエロのペニーワイズが子供達の恐怖心に付け込んで襲うシーンで見せる口(歯)の感じはまるでエイリアンのよう。
子供達がペニーワイズに勝ったことと、ペニーワイズは27年周期で現れる、というあたりで続編の香りがぷんぷん。
ストーリー的には予想を裏切らない展開で進んでいく(登場人物もだいたい見たままの性格)ので、なぜか安心感さえ覚える感じ。
よくあるビックリ系ホラーともちょっと違い、これぞスティーブン・キング原作といったところ(恐くはないです。。。)で、グーニーズにエイリアン的要素をちょっと足したファンタジーホラーといった感じなので、日頃ホラー映画を観慣れない方にオススメかもしれません。
青春映画
ホラー映画というよりは「スタンドバイミー」のような青春映画という印象でした。全体的にはいじめられっ子だったり家庭環境に問題を抱えた子供達が夏休みに成長する映画です。
怖いというよりグロいシーン多めでした。
ラストにはキスシーンもあり、青春映画として物凄く好きな映画でした!ペニーワイズもかわいくてかっこよくて笑
面白かった!
街で子供たちの失踪事件が多発その裏には、『IT』の存在があった。
犯人のペニーワイズがとても印象的でメイクの技術もすごいと思った。
全体的な印象としてホラー映画という感じよりもホラーを軸にした青春映画という印象だった。
でも、そこがホラーの部分と現実的な部分のギャップでとても引きこまれる作品という感じがした。
いじめられっ子の子供たちが恐怖心から逃げない立ち向かう姿がとても良かった。
その部分は、現実的な部分に置き換えて考えてみると実際に逃げたくなるような出来事に出くわす事がある。
ただ、その事から逃げ続けていればそのことに飲み込まれるてどうしようもなくなってしまう。
だからこそ逃げずに立ち向かうその必要があるじゃないかと勝手に解釈してみました。
この後の続編も見てみたいと思いました。
スタンドバイミー
設定の時代が、ちょうど青春期だったから、余計に感情移入が出来たのもあるけど、オバケなどではなく、本当の恐怖、そして、『それ』に打ち克つ手段の脚本も良かったし、子役の表情も良かった。何回も見返したくなる作品だ。勉強不足で原作者を知らずに観てて、これ、スタンドバイミーとグーニーズみたいだなぁーと観てたら、スティーブン・キングが原作者だったのかよー。
評判良かった映画?
地上波で放送していたので途中から録画して鑑賞。
ホラーだと思ってみたが全く怖くなく、そもそもホラーなのか?と、なに映画なのか途中でわからなくなりました。
ホラーかと思えば過剰なグロテスクなシーンやキスシーンで目が覚めるところなどB級ぽいなーっと。
捕まえた子供が宙に浮いているのも何故なんだろう、、
とりあえず評判良かった割にはイマイチでした。
ピエロ恐怖症なんですけど・・・。
ピエロ恐怖症なんですけど、あまり怖くなかったです 笑
途中1~2回、わっ!って脅されてびっくりする系の怖さはありましたけども・・・。
スタンド・バイ・ミーに例えられることが多いみたいだけど、
グーニーズにも思えました。
続編に期待。
「スタンド・バイ・ミー」のホラー版?
なのかな?
当たってないかもしれないけど、自分はそう感じた。
ホラー作品としての出来は及第点やねんけど、なんしか、ストーリーがやたら長くてダラダラ。
襲われるシーンが何回も何回も出てきて、飽きる。
もっと短かくして、インパクトの強いシーンを、多めに入れてほしかった。
そして結局最後は、涙とさわやかさで終わる。
うーん、どうなんでしょう?
ま、1回観たから、もういいや。
一点集中の成功
原作ではITは相手が恐いと思っているものに変身するが、映画版の子供編では瘡蓋男は出てくるけれども恐怖の対象をピエロに絞ったのは良かったと思う。大人編では果たしてピエロが恐く見えるかどうはわからないが。残念なのは子供達のキャラがあんまりたっていないこと。冒頭シーンは秀逸。
あなたの怖いものは何だろう
ちょいちょいはさむ親たちの方が怖いわ、て思ってたらみなさんのレビュー見ていてその辺がテーマにもなってるんですね。声だして突っ込みながら見させてもらいました。イット自体はそんなに怖くなく、子供が見たら怖いのかなと。分かりやすくバクバクたべるだけなのでもう少し欲しかった。イットの続編はどう繋がるのか、興味ありです。
ホラーではないけど、、、美しい😭
先日の金曜ロードショーで初めて鑑賞しました。
個人的に、ホラーというほど怖くはなかったです。どちらかと言うとびっくり系!
音楽と映像が美しく儚く、、、少年少女が冒険する青春。
オープニングとルーザーズが湖で遊ぶシーン、エンディングの音楽が好きでずっと聞いています。
リッチー役のフィン君イケメンですよね。
同じくらいの時代設定+フィン君出てる+少年たちの冒険+ペニーワイズの口の奥があの化け物に見える=ストレンジャーシングスにすごく似てる、、、笑どちらも好きです
ホラーとしては微妙だと思いますが、音楽と映像の美しさがとても素晴らしい映画だと思いました。
見ましたー!
ホラーはあまり好きじゃないんだが、そんな私でも楽しめた。大きな音で驚かせる演出が抑えめだったからかな。少年少女それぞれの心の中の恐怖を具現化して与えるということからホラーのシーンがかなりバリエーションがあるというか、いろんな種類があって見ていて面白かった。首なし兵隊が追いかけてくるのが1番怖かったかな。
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