「この世界の土壌」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 BARCA!さんの映画レビュー(感想・評価)
この世界の土壌
始めから終わりまでビルたちと観客は”it”の存在に翻弄された。
見てる側としては2時間超もホラー演出が続くと疲れた部分もあったが、恐怖を掻き立てるのには致し方ないのかもしれない。
この作品で恐怖と闘うのは理不尽ともいえるような社会的に苦痛を受けている子供たち。
物事を自己中心的に捉え、都合の悪いものは排除して目を背ける。そういった大人たちが作り出した澱んだものが地面に溜まっていきそれが絶対的悪を生みだす。そんなものを風刺しているように思えた。
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