「子供だから見えるモノ、大人だから見えないモノ。」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
子供だから見えるモノ、大人だから見えないモノ。
皆様は幼い頃変に怖がったモノは無いだろうか?
夢でもあり、現実でもあり。
今(大人)になれば「一体何故幼い頃怖がったんだろう?」と思うモノ。私には今となればそれは具体的では無いですが。
幼い頃味わったその「恐怖」を映画内で具現化し、ホラー映画として表現してくれた。
それがこの映画「it」だと私は思っています。
前半観る人にとっては展開が分かりにくいなと思うかもしれませんが、上記の映像化だと思えば私には納得が出来ました。
この映画には小さい子供にとってトラウマになり兼ねないホラー要素があります。
具現化した恐怖を提供するピエロのペニーワイズが怖すぎる。怪演&演出だ。
出て来る子供達に恐怖を植え付ける。
形、行動何もかも。
子供が怖がる要素満載です。
原作が原作なだけにホラー演出は一級品。後半になるに連れて内容が分かりやすくなり、ラスト30分が面白かった。
子供が大人へ成長する過程も垣間見れます。
グーニーズ、スタンドバイミー的冒険要素あり。
子供同士のやりとりがつまらなかったので少し減点(ここの脚本がもう少し良ければ)。
この秋じっくりとホラーを味わいたい方どうぞ。
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