「249-41」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 もやしさんの映画レビュー(感想・評価)
249-41
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オーストラリアで2度鑑賞。
前作とは比べ物にならない圧倒的クオリティの高さ。またピエロ恐怖症が増えるのでは…
恐怖を引き立たせる視点や、長回しを多用した緊迫感のある映像が無意識のうちに体に力を入
れさせた。
スタンド・バイ・ミー的な友情要素もあり、子供たちは、彼らそれぞれの恐怖に漬け込むペニーワイズへ立ち向かう=それぞれが恐怖を克服するといった物語として成長する物語であり、素晴らしかった。
ペニーワイズの動き、声、時間や場所を問わないバリエーション豊かな攻め方。そしてこれでもかってくらいのコメディ要素。笑った後にヒッっと声を出しながら体を跳ねさせる。そこのギャップもまた恐怖を増長させる。
キャラは個性豊かで全員好きになってしまうはず。吃音のビルは、恐怖を乗り越えるシーンでは吃りが減る。ポンコツのベンは意を決した時には大胆な行動に出る。エディーはよく喋るし骨を治す時の顔が素晴らしい。スタンリーは一番真面目だけど一番のひどい目にあう。リッチーは口の悪さがたまらない。マイクは頼りになる。ビバリーはかわいい。
不気味でキリキリと緊張感を持たせる音楽や子供たちだけではなく大人達の演技や配役、全てにおいて完璧なホラー映画だと個人的には感じた。
Part1であるということなので、大人編のPart2にも十二分に期待していきたい!2017年最高の映画だった。
(映像5 脚本5 演出5 音楽5 配役5)×4=100点
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