新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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ゾンビと新幹線は速いが1番!
やはり、ゾンビのスピード化は進む一方。
希望に向かって移動する閉塞された空間で。
この設定に◎。人間関係も良く描かれていて◎。
やっぱり悪い奴は最後まで生き残流のね。
バス会社の常務とか、ファンドマネージャーとか、キム代理とか。此の期に及んでも会社ヒエラルキー全開なのは、韓国ならではか?
どちらにせよスピード最高!
何から何まで新しい。ScreenXオリジナル映画であることを忘れずに!
原題は"부산행"="釜山行き"である。へなちょこ邦題だが、改悪と言うほどマーケティング的には結果オーライなので、あんまりイジルのはやめとこう。
時速300キロ超で疾走する超特急で起きるウィルス性のパンデミック。密室化した車内を舞台にした新機軸のゾンビパニック映画だ。
妻と別居中のファンドマネージャーのソクは、ひとり娘のスアンに"誕生日のプレゼントに何がほしい?"と聞くと、"釜山にいってお母さんに会いたい"と言われ、しぶしぶ了承する。翌日、ソウル駅に向かった二人は、釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)に乗り込む。
カンヌのミッドナイト・スクリーニング部門の特別招待作品のほか、ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞・視覚効果賞と、いわゆるSF・特撮系アワードの世界的評価を受けている。
ゾンビ映画の必須条件は踏まえつつ、舞台が高速移動するという設定が新しい。ゾンビの移動スピードや筋力、跳躍力、俊敏性は年々パワーアップしているが、襲うゾンビと逃げる人が同時に移動してしまうのが面白い。さらに素晴らしいのは、本作がゾンビ映画にあるまじき"人間ドラマ"だということ。
"結末に泣いた"という声は大げさだが、主人公が、株式や金融商品を扱うファンド・マネージャーというのがミソだ。"不良債権を切り捨てる"、自分自身と優良顧客は守るが、それ以外は軽く扱う。この構造が、ゾンビに襲われた人々を救うかどうかの判断を揶揄している。"汝、自分を愛するように隣人を愛せよ"というキリスト教の考え方が根底に流れているから、ドラマとしての普遍性があるのだ。
去る7月16日、ジョージ・A・ロメロ(George A. Romero)監督が逝去した。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)で、ゾンビ映画のスタイルを確立した巨匠である。"ゾンビに襲われた人がゾンビ化する"という吸血鬼的ルールは、ロメロ監督以降のゾンビが世襲してきた。本作はそのロメロが亡くなる前年(2016年作品)に完成した新機軸のゾンビ映画となった。
いいようもない絶望感(世紀末思想)で終わるのがゾンビ映画の美学だとすると、本作はそれを裏切っており、レガシーなゾンビ映画ではない。はたしてロメロはこの映画を観たのだろうか?
ヨン・サンホ監督は、アニメーション映画のベテランである。初の実写映画でこの完成度は驚きであるが、ゾンビの動きやそのカニバリズム表現はマンガ的でもある(そもそもゾンビにリアルというひな型はないが)。実際、本作とペアになるアニメ作品「ソウル・ステーション/パンデミック」(原題:서울역/英題:Seoul Station)も作っており、こちらも9月30日に日本公開される。
アニメ監督が、パニック設定の実写映画を作るといえば、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」(2016)が頭をよぎる。「シン・ゴジラ」にも鉄道ネタがあったが、本作にも象徴的な鉄ネタがある。クライマックスで主人公たちが逃げ込む列車が、なんと超特急"セマウル号"というのが泣けてくる。韓国高速鉄道(KTX)開業以前の最速特急列車で、日本でいうなら"特急つばめ"みたいな歴史的名車である。新旧スター列車を揃えるところがニクイ。
最後に、本作は最新上映にも対応しているのが凄い。ScreenXがヤバすぎる。この作品が事実上、3面マルチスクリーン上映"ScreenX"の国内本格始動である。
すでにUCアクアシティお台場では、7月1日から、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のScreenX版がこけら落し作品として公開されていたが、未使用カットを活用した編集映像で左右構成した仕様と異なり、本作では、3面レンズを装備した専用カメラで撮影された、まったく異次元の迫力シーンがある。
ScreenX自体が韓国製なので、オリジナルでScreenX仕様の映画が作れたというわけだ。列車が奥行き方向に長いので、車内を超広角に収めることができる、3面レンズは、車内を埋め尽くして襲いかかるゾンビ、プラットホームや線路を逃げまどう人々を実に効果的にとらえている。
(2017/9/2 /ユナイテッドシネマ アクアシティお台場/ScreenX/吹替翻訳:光瀬憲子)
こんなのはじめて
私は元々ハッピーエンドが好きでバッドエンドが嫌いです。
私のお気に入りの登場人物は高校生男子です。
今回でよく出てきたものは
「他人のために動く」ということです。
感染が広がったとき「私、僕は自分を犠牲でも他人を助ける」というのは上手く利用されてしまうのです。今作でも裏切りや助けたくても自分、自分の愛する人を助けることを優先しなければならないのです。危機にさらされたら結論は自分は自分で守るしかないんです。
え?!え!?ということばかりでそのえ!?は悲しみと驚きのえ!?でした。海外ドラマのゾンビ系は銃やナイフや弓などがあり対処はある程度できるかもしれません。しかしこちらは絶望しかありません。
今回はスマホが役立っていました。
とてもとても悲しいお話でした
バッドエンドが嫌いな私でも何故か納得しました
涙腺は強い方なのですが一人だったら絶対泣いてました。周りがいたので一生懸命こらえてました。
ホームレスさんが結構長かったので驚きました。
クズは最後までクズ。
あの人さえいなければとか
生き返ってと
ハッピーエンド思考で考えちゃうけど現実的にはそこまでうまくいきません
現実さを教わりました。
ぜひ見てほしいです
完璧
ゾンビ映画の体制ながら、韓国社会の階層や分断を描いた社会派の作品。登場人物の無駄がなくそれぞれが韓国の階層を表している。
ウィルスについて語っていないとかそういうレビューを見かけるがそこまで語るのは映画としてナンセンス。きっと彼らは映画偏差値が低いのだろう。
かなりの高評価
韓国映画ということで心配したが、言葉や文字が全く理解できない点以外は非常に良い作品だと思った。
韓国国内で発生した感染の話。
感染者はゾンビ化し、ゾンビに噛まれることで感染が拡大する。
高速鉄道内で感染が広がり、安全地帯(プサン)を求めて移動する。
ただ、映画のテーマではないからか、感染の理由や結果など、不明点も多く星4つ。
韓国映画すごいな
エンターテイメントも面白いもんね。韓国映画すごい。
ゾンビ再発明って感じなんだよね。諦めて感染して、ゾンビ側に行った方が気楽なんじゃね、ゾンビはゾンビで楽しそうだしとゾンビ映画観るといつも思うことは思った。
でも主人公たちは感染しないように頑張んの。親子愛も絡め、一番怖いのは人間だよねというお約束のテーマもあるよ。
ラストは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッドか!」と思ったら違った。伏線うまく回収しましたってところかな。
その前に主人公死んじゃうじゃん。ここがどうかなあと思った。普通にハッピーエンドで良かったんじゃない。
すごい映画体験だった
星5つです!まさかゾンビ映画に5つもつけるとは思ってもみませんでした。私だってもっと高尚でロマンチックな映画に5つつけたかった!でもそれ以外に選択肢はない!文句なしにおもしろかった。ゾンビって便利ですよね。身近な人が恐怖の対象になり涙もさそいやすくスリルがあって。この映画もまさにそんなかんじ。けれどもこの映画はそんなひねくれたことを考える余裕もないほど、こちらの恐怖をあおり、心を揺さぶり、最後まで観客をこれでもかと翻弄してきます。よくよく考えると、最近の韓国の国内事情を随所に反映させてあり、そこらへんうまいなぁと思いましたが、とりあえず観終わったら暗やみが怖いです。自分があの世界でゾンビと対峙することになったらどうしよう。そのときは人を助け正しくありたい、と思わせてくれる映画でもあります。最後に、予告もうまいですね。いい映画体験だった。
ゾンビはどうやったら死ぬ?
見たい映画の時間があわず
丁度よい時間にやっていたので
前評判で、いいかなくらいの気持ちで見ました。
予想外によかったと思います。
なぜ病原菌がひろまったのか?
なぜゾンビになったのか?
ゾンビは銃で撃たれると死んじゃうの?
などなど、もう少し説明あってもいいかな!
と思いました。
感染ウイルスの説明が雑過ぎる
電車に乗るまでウイルスの内容が全く分からないなんて展開の一歩目が雑で残念。
ノロノロしてるゾンビが電車の天井から飛び降りたり全力疾走したりまとまりがないです。
子役だけは上手でした。
韓国人だけではないだろうけど自分さえ良ければ社会が嫌味でした。
ゾンビ役は同じ人が何回も出てきた。
子役と妊婦はどうなったのか?それが見えなかった
綺麗に伏線回収されてます
上映する劇場少ないので少し遠出したのですが、その甲斐はあった。ハラハラドキドキする映画です。
歌が伏線になっていますが、最後綺麗に回収されます。
アイアムアヒーロー(大泉主演)ほどグロくはないです。
好みもありますが、自分的にはこちらがお薦め。
女の子がそんなにかわいくないのが残念といえば残念。
ファイナルエクスプレス
ただゾンビが襲ってきて闘うだけの中身がスカスカな映画ではなく、家族の絆、愛が描かれている。ゾンビの動きもとてもリアルで恐ろしい。自分だけが助かろうとするとこや、そのために他人を裏切り蹴落とすところもとても良く再現されている。
スリル満点、迫力満点の文句なしの名作。
絶対観るべき!
なんだかね
娯楽映画として楽しめるが、色んな意味で違和感あったり、突っ込みどころが多い作品。
電車内や駅構内と、閉鎖空間での展開が多く工夫はされているが、画に何かこう安っぽさを感じるのは俺だけか。
ワールドウォーZやアイアムアヒーローを観た時のクオリティの高さと衝撃度があまり無い。ゾンビが重なり山になり、それが崩れるとこ、ほぼワールドウォーZのパクリだが、CGクオリティの低さで、おおおって事にならない。ラスト近辺の電車のうしろに大量のゾンビが連なって...一番前で電車掴んでるゾンビ達は腕がもげる筈なのに、それどころか電車を減速させてる。何?このリアリティの低さは。
あと、お国柄なのか、普通に良い役の人間も結構図々しいしキレやすいし、ちょっと違和感。
さらに、韓国映画らしさの結末(小さなハッピーエンド、夢や希望が少ない、解決しない)は、ドンヨリ気分にさせる。こういう映画は、多少救いが大きいラストにして欲しいが、やはりお国柄か?
さらにさらに、主人公の娘の歌の音程が半端なく酷い。
総じて、恐怖パニック映画としては、レベルの低い映画に思える。
人間ドラマとゾンビサバイバルの組み合わせがほぼ完璧。最高!
「新感染 ファイナル・エクスプレス」字幕版で鑑賞。
*概要*
ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で突如として発生した、謎のウィルスの感染拡大によって引き起こされる恐怖と混沌を描いた韓国製サバイバルパニックアクション。
*主演*
コン・ユ
*感想*
予告を観て衝撃を受けて、鑑賞。列車の中で突如と発生したパンデミック。設定がとてもシンプルで、普通のゾンビサバイバル映画かなと思いきや、ただのゾンビサバイバル映画じゃなかった。。
自分の事しか考えてない父とその娘。
マッチョの夫と妊娠している妻の夫婦
高校野球のチームメイト
ホームレス
お婆ちゃん姉妹
運転士
乗務員
ワガママなクソ親父
その他
列車の密室の中で、人間ドラマが描かれてて、その描き方が非常に上手いな~って思いました。脚本がほぼ完璧なんです。
主人公・ソグは妻と別居中で、仕事にしか関心がなくて、娘の誕生日に同じプレゼントを上げてしまいます。娘に「何が欲しい?」と聞くと、「プサンにいるお母さんに会いたい。」とお願いされる。翌日、プサンまで列車へ乗ることになるわけです。
同じ列車に夫婦(マッチョ夫と妊娠している妻)と、高校野球チーム、お婆ちゃん姉妹、バス会社の常務の男が共に乗って、話がどのように展開するのかワクワクしましたw
するとそこへ瀕死の状態で発車ギリギリに乗ってきた若い女性。
そこから悪夢が始まる。。。。
若い女性→乗務員へと感染し、次々と乗客たちが感染され、あの空間から大量のゾンビがまるで暴発(?)するかのような演出がただただ圧巻!(^^)/ 他のゾンビ映画とまた一味違った恐怖!あの列車という密室空間の中で極限状態に陥る中、乗客たちはどのようにして脱出をするのかドキドキした!
生存者たちは様々な事情を抱えてるのですが、描き方が素晴らしかった。。
父ソグは娘と離れ離れ、マッチョな夫は嫁と離れ離れに、高校野球チームのメンバーは同級生と離れ離れになって、お婆ちゃん姉妹は姉と離れ離れになり、離れ離れになる過程が非常に上手いと思いました。物語の進行の仕方が最高。他のゾンビ映画は雑ですもんw
中盤、ソグとマッチョと高校生がそれぞれのパートナーを助けるために行くシーンがかっこよかった。それぞれ武器を持ち、あ!マッチョは素手でしたねw どんだけ怪力なんだよって思うくらいアクションがやばかったな~(笑)
あと、ゾンビ映画では欠かせないのが生存者の中で一人はいるワガママ野郎も登場します。バス会社の常務の男なんですが、とにかくクソ野郎。主人公以上にワガママで、自分のことしか考えないで、生きる為ならどんな手段でも構わないタイプ!こいつがとにかくしぶといしぶとい・・・(^^;
ソグに「お前は感染してる」とふざけたこと言われ、ソグ組とワガママ男組に分かれたところは怒りを感じた。でも、あの場合仕方ないのかな~(^^; でも、お婆ちゃんが無力を感じ、扉を開けて自爆するとは思わなかったけど、、、
あと、ホームレスの男!見た目は不気味なんですけど、後半、ソヨンと妊婦さんを助けたのが意外だった。僕は逆に裏切って一人で逃げるのかなって思ってたんですが、根は優しい!!
高校野球のチームメイトは、もうちょっと頑張ってほしかった!あの野郎のせいで。。許せん!!
物語後半は、更にド派手!
線路上に大量のゾンビがうじゃうじゃ…列車が脱線するわ、運転士が犠牲になるわ、ワガママ男がしぶといわ、怒濤の展開!\(^^)/
ラストは、まさかの感動。。。ゾンビ映画で泣かされるとは思わなかったです。。
人間ドラマとゾンビサバイバル映画の組み合わせが最高でした!ド派手な映像、ハラハラドキドキする展開!評判通りでした!\(^^)/
ただ感染拡大となったきっかけがちょっと薄かった所やグロ描写をもう少しグロくても良かったんだけど、ゾンビの不気味な動きがリアルだったし、怖かったなぁ~(^^;
まだ興奮が収まりません! 最高の映画でした!\(^^)/
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