「熱量を感じた」新感染 ファイナル・エクスプレス penguinさんの映画レビュー(感想・評価)
熱量を感じた
まず、ゾンビが主人公といってもいいのじゃないかというくらいゾンビたちがすごい。ブレイクダンスみたいな?ワイヤーを使ってるのかな、と思うような動きもあったような。なんか人間離れした動きをした人たちが多かった。何も使わずに自前の筋肉だけあの動きしてるならすごい!!
ストーリーは群像劇で、いろんな人たちが乗り合わせている高速鉄道。
子供としっくりいってないお父さん。よくあるパターンなんだけど、女の子も小さいし、そもそもなぜ母親が引き取ってないの、てところなんだけど、それでは話が始まりません!!既視感ある展開なんだけど、お父さんが助かってハッピーエンドで終わらさないところがよかった。
突っ込みどころはたくさんある。
そもそも発端となった嚙まれた女性。普通に改札に入ったの?車両内に駆け込んだふうだったけど、出発時はまだ駅構内、混乱してる風でなく、普通に出発してたよね。
9号車から13号のトイレに閉じ込められている人たちを助けに行くところまではいいけど、その先なぜ15号車まで行く必要があったのか?釜山まで行くことになっていたのだからトイレで待てばよかった。妊婦さん、高齢女性もいるのに。しかも車両内の上部の荷台に匍匐前進。妊婦さんには無理、無理。ま、映画ですけど。
高速鉄道。東海道新幹線よく利用するから思うんだけど、天候とかでスケジュールが狂うと大変なことになる。当然韓国だって高速鉄道のダイヤは過密なはず。高速鉄道もゾンビに感染して線路上にとまってるほかの電車があるはずなの全然なくて主人公たちが乗ってる高速鉄道だけ高速で走ってる。ま、映画だからね。
あと、それまで生き残ることに固執していたホームレス風の男、なぜか終盤になって急に自己犠牲で身重の女性と子供を助ける。なんで??ゾンビ映画ではあるあるですが。
でも終盤の女の子、演技の熱量すごかった。お父さんもよかった。お父さん、噛まれてからなかなか発症しないのが不思議だったけど許す。歌の発表会の回収もあってよかった。
アロハオエ。歌の内容知らなかったけど、お別れの歌だったのね。