ろくでなしのレビュー・感想・評価
全8件を表示
もっと話題になるべき好作。公開規模の拡大を期待
奥田庸介監督のデビュー作「東京プレイボーイクラブ」と話の要素で似た部分がかなりある。同工異曲と言えなくもないが、コミカルなやり取りが少し控えめになり、そのぶん男女の愛や家族をめぐるエピソードが色濃くなった。監督自身の変化か、それとも脚本の推敲に携わったアソシエイトプロデューサー・山本政志の影響か。
主演の大西信満が不器用さと愛情深さ、そしてキレたときの凶暴さをきちんとひとりのキャラクターの中に共存させている。渋川清彦は安定の飄々っぷり。ヒロインの遠藤祐美はクールな雰囲気が印象的で、今後もさまざまなジャンル、さまざまなキャラクターで見てみたい。
登場人物たちはけっして共感しやすいキャラクター造形ではないのに、ある種の憧憬を抱いてしまう、独特の魅力を備えた作品だ。
みんな、ろくでなし
この手のクズ、最低の人間、ろくでなしを演じさせたら右に出る者はいない渋川清彦、あなたはろくでなしの天才です!(褒めてます)
話はろくでなし達の日常。思ってたよりアウトレイジ作品でした。
出所したばかりの、あるろくでなしが恋をします…
(以下ちょっとネタバレ入ります)
大和田獏(一応親分役)にびっくりです。
私の中で優しいお父さんイメージだったのに・・
ダンスしながら人を殺します。笑いながら腸を切り豆知識を披露します。
【豆知識】
死体をどこかに沈める場合、腹を裂いて腸を切っておかないとガスが出てきて浮いてくるらしいです。なので腸は臭くてもしっかりナイフで切りましょう。
なるほど、勉強になります。どこかに死体を沈める場合はちゃんと腸の処理しましょうという教訓です。見つからなきゃ事件になりません。いわゆるボディを透明にする手法ですね🎵
ラストの解釈はあなたしだい
この映画埋もれさせたら勿体ないです。面白いです!
男くさい映画かと思いきや
不器用な男2人のバディものかと観る前は思ってましたが、ヒロインの姉妹のことも丁寧に描かれていてなんだかとても切ない人間ドラマでした。
テンポも良く、緊張と緩和のバランスも良く、次の展開がすごく楽しみであっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
そしてメインの役だけでなく脇役1人1人までキャスティングが完璧!
とても面白かったです!
面白かった!いとおしい男達!
ろくでなしというタイトルからしてもっと暴力的でどうしようもない男達の話かと思ったら不器用でいとおしい男の純愛?映画でした!
大西信満さんや渋川清彦さんの演技が素晴らしくちょっと現実にはいなさそうなキャラなのに自然と映画の中で立っていました!あと大和田獏さんがあの温厚さから想像もできないくらい狂気の演技でした!
女性陣の遠藤祐美さんや上原実矩さんのこういう男たちと付き合ってしまう感じの演技が素晴らしかったです。
不器用
寡黙で不器用で陰のある男が気にかかる女性の為に奔走する話。
過去はほとんどわからないし、真面目な人物という訳でもないけど、最後はちょっと違うかなと感じた。
しかしながらなんとも哀しくやりきれなさが良かった。
全8件を表示