「検視官トミー父さんと一緒に司法解剖をやってる医療技術者オースティン」ジェーン・ドウの解剖 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
検視官トミー父さんと一緒に司法解剖をやってる医療技術者オースティン
恋人エマと映画を観に行く予定が緊急検視でおジャンになってしまう。死後硬直もしていないが死後数日経ったような綺麗な遺体。手足首の関節が砕けていて、舌が切り取られ、膣内損傷。肺は焼けつき、臓器は傷だらけ。歯を抜き布でくるんで飲み込ませた跡が・・・まるで何かの悪魔的宗教儀式なのか?と驚く親子。最恐なのは皮膚の裏側にも儀式的な図が描かれていたことだ。一体どうやって?そんな折、外には嵐が迫ってきていたのだ・・・
ポルターガイスト現象やら、台風やらで、解剖室の照明はやられちゃうし、父ちゃんは何者かに襲われる。「遺体と同じグレーの瞳だった」とか、とにかく恐ろしい。そのうち亡き妻の形見でもある愛猫スタンリーが殺されちゃうし、動き出した別の遺体だと思ってトニーが振り上げたオースティンの斧は息子の恋人エマ。自責の念に駆られるトミーと悲しむ息子。しかし悪霊はまだ彼らを襲い、親子共闘で悪霊と対峙することになるのだ。
ホラー映画としても珍しい、一夜限りのほぼ密室劇で、しかも全員死亡!親子とエマがちょうど3人になるので、冒頭の一家惨殺事件と同じ構図になってしまう。遺体は心臓を取っても血液は生きてるし、燃えない、やがて傷も治癒という恐怖も珍しい。警察も謎が解き明かされると期待したのに、また新たな謎ができてヤレヤレなのだ。呪われたボディ。17世紀のニューイングランドから続く魔女の仕業と片づけるのもいいが、この調子でどんどん惨劇が繰り返されていくのだな・・・あぁ、こわ。
これね、僕、相当前に、空いた時間で、サッと観に入ったんです。タイトルだけ見て、身元不明遺体の解剖推理見たいのだと思って。そしたら、ホラーでひっくり返りそうになりました。僕がレビューを書き始める前の話です(笑)
そうか最初の一家惨殺事件は、このジェーン・ドゥの仕業だったんですね。kossyさんのレビューを読むまで気がつきませんでした。
この女優さんのヌードがインターネットで見ることができましたが、すごく美しかったです。