「赤毛のメアリ」メアリと魔女の花 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
赤毛のメアリ
クリックして本文を読む
ハリーポッターで子供たちに人気の魔法ファンタジー、普通の女の子メアリが魔法の花の力で俄か魔女になるお話だが、メアリのおばさんは魔女だったらしいから血筋でないと無理だったようで、黒猫やほうきを含めて古典的魔女像を踏襲した無難な設定。
科学と魔法を融合させる魔法学校、学校でなく大学と言っているから俗っぽい、セリフも無理やり科学用語を交えて理屈っぽい。動物を実験台にするところも、かわいそうにと同情を誘う設定、助けられた動物たちが助けてくれるところは日本の昔ばなし由来でしょう。
魔法学校の中でピンチを何度も助けてくれるのがほうき係の用務員さんというのもハリポタっぽい設定。
メアリは赤毛にコンプレックス、まるで赤毛のアンのような設定、ピーターからも赤毛をからかわれ落胆、ところがマダムから正統的な魔女の髪と褒められる、要は気の持ちようなのだが同じようにルックスを揶揄われている子供たちに気づきや励ましを贈るように赤毛のアンならぬメアリが大活躍。
原作は英国の児童文学だが米林宏昌監督はいろんな文化を織り込んだ世界観で奇妙なファンタジーを創ってくれました。
コメントする