「ひたすら薄い」メアリと魔女の花 sugiharaさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすら薄い
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キャラも設定も何もかもが薄いと感じた作品だった。
魔法学校について長々と説明を聞かされるが、そこでの設定がその後の展開に関与することはほとんどなく、まるで全てハリボテのようだった。
ピーター(魔女の宅急便でいうトンボ)も、ストーリーの駒にされているだけで、本人の感情も何も感じられたものではない。
極め付けに、主人公の叔母(?)の重大な秘密(本編最大と言ってもいい仕掛け)も本当に一瞬しか生きない。その秘密が主人公に影響を与えたわけでもなく、秘密を知った主人公が叔母に対して何か感情を抱くこともない(驚くべきことに、感想すらない)。
映像も動きが少なく、 美しいとはお世辞にも言えない。
ジブリの偉大さを感じた作品だった。
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