「適当すぎ、漫画連載で話を濃くしたら大ヒットしそう」メアリと魔女の花 とうもろこしさんの映画レビュー(感想・評価)
適当すぎ、漫画連載で話を濃くしたら大ヒットしそう
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作画は本当に素晴らしい。
声優もそれなりに上手だし良かった。
だけどストーリーはひどい。
話の序盤に張っていた伏線らしきものを適当に回収、もしくは無視してエンディングを迎えるために「結局何だったの」感が尋常じゃない。
具体的に言うと
序盤に黒猫が魔女の花のところまで連れていく。その際に何故か猫の毛の色が変わるシーンがある。
ここで映画を見る人たちはこの猫が魔法と精通しているのだと考える訳だが結局黒猫は魔法と何の関係もなく魔法も使えない。
なら何故メアリを魔女の花のところまで連れて行けたのか。何のために連れて行ったのか。そういうもやもやが終わりまで残る。
他にも
一番最初のシーンでメアリにそっくりな赤毛の魔女が追手から逃げて森に落ちるシーンがある。
その後、赤い髪の毛の魔女は代々素晴らしい魔法の才能を持っていると告げられさらに冒頭の赤毛の魔女は彼女の叔母であると分かった事からでメアリも実はまだ魔法に目覚めていないだけで魔法の才能はあるのではないかと考えたわけだが最終的に魔法の才能は目覚めずに終わってしまう。
なら何故メアリを赤毛にし叔母とそっくりにしたのか意味が分からない。
伏線を大量に張り壮大な世界観を醸し出そうとしていたにもかかわらずすべて無視したせいで本当に台無しになった。
ストーリーで評価されている漫画家が漫画として世に出してくれれば大ヒットすると思う。
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