劇場公開日 2017年7月8日

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「自己主張してこない」メアリと魔女の花 Yasushi Oosakiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0自己主張してこない

2017年7月21日
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単純

寝られる

萌える

この話は
魔法大学でなくてもいいし
メアリやピーターじゃなくてもいいし
魔法じゃなくてもいいし
話が複雑にぶつかりあって火花を散らすこともない。

魔法大学でなくてはダメだ!メアリでなくてはダメだ!魔法でなくてはダメだ!魔女の物語でなくてはダメだ!って自己主張してこない、関わってこない薄味さなんです。

宮崎ジブリみたいなキャラが世界観を喰い、世界観がキャラを喰い、アクションがストーリーを喰い、ストーリーがキャラを喰って強烈にぶつかりあってカオスになってゆく自己主張もエゴイズムも濃密でお腹いっぱいになって胸焼けするような作品性とは正反対なんですよね
こうでなくてはいかん!異論は認めない!みたいなエゴが無い。

マジで自己主張がない。薄い。
仕事のためにイヤイヤ描かされてるだけで、本当は思い出のマーニーみたいな美しく繊細で静かな作品が作りたかったのではないのかなと疑問に思いました。

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Yasushi Oosaki