「赤毛のメアリ」メアリと魔女の花 ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
赤毛のメアリ
情報をほとんど入れず観に行ってきました。
絵のタッチからずっとジブリ作品だと思っていたんですがスタジオポノックの初長編作品という事でジブリとは違ったんですね。
監督さんはジブリ出身という事で「借りぐらしのアリエッティ」は観たことありました。
ジブリアニメは好きな方なのでこういう作品が増えていくのは嬉しい限りです。
本作は液体の描写が多かったので「ぽにょ」っぽいなと思う所が多かったですがアニメーションと光や魔法のCG描写も素敵で映像も楽しめました。
私は素敵な赤毛だと思ったんですがメアリはコンプレックスに思ってるようでしたね。
お手伝いに失敗してもめげずに果敢に挑戦するメアリの姿は初々しくて好きでした。
声に関して言うと、私はどちらかというと俳優さんより声優さん派なんですが、本作の主要キャラクターは好きな役者さんばかりだったので、この声は誰々だって当てていく楽しさがありましたね。
エンドロールで回答確認してあぁ良かった全部あってったって感じで楽しめました。
物語としては動物実験が行われていたりして、子供向きな作品にしてはダークで恐ろし内容だなと思いました。
魔法を使えるようになったメアリが魔法学校で得意げになってる姿だったり、またピーターを助けようと決意したりとやっぱりメアリのキャラクターが良かったなと思いました。
予告でメアリと赤毛の少女が並んでいるシーンがあったので、個人的には実は未来の自分ではと勝手に予想してたんですが、、、
何かあるなとは思いつつも、まさか大叔母が赤毛の少女本人だとは思ってなかったので鏡のシーンは少し驚きがありました。
残念だったのは、猫がどうして夜間飛行にメアリを導いたのか最後まで謎だったり、、、結局、本当に使い魔なのかただの猫なのか今一つわからなかったり。
キャラクターよりもロボットや動物たちが活躍する場面が多くて少し物足りなさもありました。
結果的に魔法を使えたことが一夜の夢の様な物語だったので、その寂しさもあったかもしれません。
最後の夜間飛行の一輪がどこに舞い降りていったのか、、、それを誰かが拾って大人になったメアリがまたそれを助けるという様なそんな物語が観てみたいなと思いました。