「インパクトには欠けるが」メアリと魔女の花 Rosemaryさんの映画レビュー(感想・評価)
インパクトには欠けるが
今迄のジブリ作品にはやはりインパクトに欠けるし、何より主人公メアリの魅力が物足りない。
しかし、社会派的な部分の影響を受けた作品であることには評価を与えるべき。学長と博士のエゴ(政府のエゴ)によって花の魔力(原子力)に執着する様子が見て取れる点に関しては、大人も考えせられるシーンだろう。
声優に関しては、やはり天海祐希さんは流石、という印象だが、最も魅力的だったのは佐藤二朗さん。普段の声の出し方とは少し変えていて、かつキャラクターに合っており、これから声優としても活躍されるのではと思っている。
大人も子どもも楽しめるが、先で述べた社会的背景を読みとれない(共感できない)人にはつまらないかも。
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