劇場公開日 2017年7月8日

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「女児の描き手としては十分」メアリと魔女の花 猫シャチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0女児の描き手としては十分

2017年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

全体に平板な作りでやや退屈な映画だというのは他のレビュアーさんの評価に同意です。女児の描写という点においては(そういう評価の視座があるのか?という疑義はこの際脇へ置いて)、現在のアニメ監督の中では抜きん出ていると感じました。事実メアリーはいわゆる萌え系のキャラクターデザインではありませんが、映画を見終わる頃には非常に魅力的な女の子に映ります(もちろん、声をアテた杉咲さんの貢献もありますが)。ジブリの(というより宮崎駿監督の)全ての才能を1人に継がせるのは土台無理なので、複数の後継者達が分割して受け継いでいくのがいいかと思います(ロ○の子孫方式ですね)。米林監督には女児描写方面の後継者として、今後も頑張って欲しいです。

猫シャチ