「呪縛と猫とメアリー」メアリと魔女の花 タスクさんの映画レビュー(感想・評価)
呪縛と猫とメアリー
ジブリの映画は全て見てて、一番良かったのが魔女の宅急便、次が風立ちぬ。そしてこの映画は、魔女の宅急便の次に好きな作品になります。メアリーの今時いないかな手伝いをしたがる少女(退屈しのぎの、お手伝いかなぁ)
それよりなにより猫の可愛さ。床で爪とぎをするシーンとか良いですね。内容は、ハリーポッターにインスパイアされてるなとも思ったけど、違うのがメアリーの健気さ。最初のオープニングは最高。ただ、コナンの時もそうだったけど天海さんの声はイマイチかな。あの人は映像で生きる女優なんだと改めて感じました。決して下手では無いけれど。景色も日本的な山々みたいなところもあるしこれからも米林監督に期待でした。エンディングロールのsekaowaのRAIN, じわじわとくる作品でCDで買って聴いたら涙が。でもですね違和感を感じました。
さて、ここから自己解釈。
違和感は?
夜間飛行をなんで今まで見つけられなかったか?
それまでは魔女になる継承者が現れなくて、猫が案内人だったのでしょう。
あの人たちの企みを止めてと。
あと、ピーターの住所のメモを見せたのは、魔法呪文の本の方が大事だったからでしょう。と、言うのはメアリーは髪の色にコンプレックスを持っていたからピーターのからかいが嫌だったんでしょう。
いえいえ、こんなものではないのです。
この映画は、大変ジブリチックな映画だけど、1回目見た時、あれとおもいました。
2回目見たときに、ああ、監督が挑戦したかったのはこれかなと。
そうです、数あるジブリ映画に出ていたもの。
魔法の箒とは別で、飛行機、飛行船、風船。
が、一切でない映画でした。
鈴木プロデューサーがテレビで言ってたジブリの呪縛から解放されたと。
私も二回見て感じました。
とにかく、押し付けない映画で良かったです。