劇場公開日 2017年4月7日

「残念です」夜は短し歩けよ乙女 パトリシアさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5残念です

2017年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

原作既読者です。

小説がアニメ映画になるのだから、大幅カットも設定変更も多少のキャラ変更もあって当然だと思います。
でも、最低限変えてはいけない部分があります。
それはキャラクターの「心」の根幹のところです。
多少性格の変更があってもいいけどそこを変えてしまったら作品のテーマ自体が消えてしまうのではないでしょうか。

パンツ総番長は阿呆ですが、想いを遂げるためにパンツを履き替えないほどの一途な恋心があり、それだけが取り柄の純愛野郎でした。
それを空から鯉が降ってきただけで簡単に乗り換えるようなキャラにしてしまったらもうキャラとして死んでいるのではないでしょうか。
(「鯉が落ちた」と「恋に落ちた」をかけるのも正直寒すぎです)

先輩の最後の苦悩も、性欲のみを大々的にクローズアップしてまるで性欲まみれの最低野郎みたいになってしまっていたのも不可解です。

ただただ悲しいです。

パトリシア